胃が痛むと同時に吐き気が伴うことがあります。通常であれば、胃痛のみのことが多いのですが、吐き気を伴ったり、気持ちが悪くなってしまうという自覚症状がある場合、病気などの可能性も考えられます。ここでは、胃痛と吐き気、気持ち悪さを伴うときの主な原因と対処法について紹介します。
胃痛の原因のNo.1はストレス
胃が痛むことの現任として最も多いのがストレスです。仕事で大きなプロジェクトを任されたなど大きなプレッシャーを伴うようなときや、非常にネガティブな感情しか湧かない事態に遭遇したときなどは、かなり顕著に表れる症状です。
このようなときは、ストレスの原因となっているものから遠ざかることが一番の方法ですが、ときと場合によって、そううまくストレス源を遠ざけることは難しいでしょう。
このようなときは市販薬でも構いませんので、胃を保護する成分が含まれている薬を服用しつつ、状況が落ち着いたら、医療機関へ行くという方法がお勧めです。
しかし、あまりに酷い胃痛と吐き気を伴うならば、無理をしてでも、医療機関へ行って、適切な処置を受けるようにしましょう。
アニキサスが寄生している可能性も
アニキサスは主に魚に寄生している寄生虫の一種です。どの種類の魚に寄生しているのかというのは判断が難しく、中には自分で釣った魚を調理して食べたらアニキサスに寄生されたという話もあります。
アニキサスに感染すると、まず強烈な痛みを伴います。その後、すぐに吐き気などの症状に見舞われることになります。対処するには、病院などで直接アニキサスを取り除いてもらう必要があります。
投薬ではあまり効果がないようで、対処するときは、胃カメラなどでアニキサスの存在を確認したら、すぐに除去施術を行なうところが多いようです。
放置していれば、胃壁や腸壁を食い破って重篤な状況を引き起こしかねないので当然の処置とも言えます。魚を食べたあとに強烈な胃痛、吐き気を感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
暴飲暴食やウイルス感染による急性胃炎
食べ過ぎ飲み過ぎは体に良くないと言われています。これは胃の許容量を超えた飲食物が入ってくることで胃酸が逆流してしまうことが原因となっています。
またウイルス感染による胃炎でも同様のことが言えます。体に侵入してきたウイルスを排除しようとして、あらゆる手段で体外へと排出しようとする働きが吐き気として表れます。
またウイルスによって胃の中が荒れてしまうことで胃痛も伴います。胃炎になったときの対処法は、極力胃薬などを使用せずに、早めに原因となっているものを体外へ排出することが重要です。
食べ過ぎや飲み過ぎによって胃炎が起きた場合は、しばらく負担が軽いものを中心に食事をすることも重要です。
最後に
今まで紹介してきたもの以外でも胃痛や吐き気を伴うものはたくさん存在しています。十二指腸潰瘍や胃潰瘍も胃痛や吐き気を伴うものとして知られています。
このような病気の場合、自己流の解決方法ではなく、しっかりと医療機関で適切な処置を相談することが早期治療になります。少しでも異常を感じた場合は、かかりつけ医に相談するようにしましょう。