
風邪やインフルエンザ、急性の胃腸炎などの病気の際、発熱や痛みなどのその病気の症状だけでなく脱水症状にならないような対応が必要です。
健康な状態のときでも、特別に活発な活動をしていなくても、寝ている間でも体内の水分は失われていきます。
血液中の水分が一定の量より減少すると、吐き気や頭痛、めまいなどさまざまな症状を起こして、重症化すると意識障害が起き、命の危険さえあります。
ここでは、脱水症状を起こすことによる吐き気や吐き気以外のさまざまな症状についてご紹介致します。
どうして吐き気がするの?
汗をかいたときに、体感や見た目で水分が失われていることがわかりますが、通常の活動時でも、からだは水分を必要としています。
汗の成分には、ナトリウムが多く含まれていて、そのほかに少量のマグネシウムや鉄、カルシウム、亜鉛、カリウムなどのミネラル成分も含まれています。
血液中に、これらのミネラル成分がバランス良く含まれることにより、私たちは健康を保っています。
脱水症状などのさまざまな理由でからだの中の水分バランスが崩れると、吐き気をはじめとする体調不良が起こります。
過度な飲酒をしたときには、アルコール成分の利尿作用により、いつも以上にからだの水分が排出されてしまい、脱水になりやすくなります。
その他にも、睡眠不足などで疲れていたりすると、体温調節をする働きがうまくできなくなり、脱水になりやすい状態になります。
また、大量の汗をかいたときだけでなく、水分をあまり摂取しないでいたり、ダイエットなどで、朝食を抜いたりする生活をしていると、栄養成分を運ぶ血液の流れが悪くなったり、老廃物を排出する機能も低下してしまいます。
吐き気以外の脱水時の症状は?
水分補給の不足により脱水が起こりますが、喉が渇いたと感じるときには、すでにからだは水分不足になっている状態です。
脱水症状が進むと、自分の力で水分を摂取することができなくなるので、点滴などで、からだの中に必要なナトリウムなどのミネラル成分の補給が必要です。
脱水症状は、食欲がなくなり吐き気が起こるだけでなく、筋肉にも影響を及ぼし、しびれが起こったり、脚がつってしまったりします。排尿の回数が減ってきたり、便秘になったりする症状が出る場合があります。
自覚症状がないまま進行すると、寝ている間に脳の血管が詰まる脳梗塞や、心臓の血管が詰まる心筋梗塞などを起こすリスクも高くなります。
日中こまめに水分を摂取するだけでなく、起床時や入浴時、就寝前などの水分補給も大切です。
水分補給で注意することは?
水分補給で注意する点は、脱水症状を解消しようとして、水だけを多量に摂取すると、血液中のナトリウムが薄まってしまう低ナトリウム血症になる可能性もあります。
糖尿病や腎臓の機能に問題がある人などの持病がある人以外は、ナトリウムなどのミネラル成分や糖分の含まれたスポーツドリンクなどを適宜に利用するのも良いでしょう。
飲み物だけで水分や栄養分を摂取するだけでなく、味噌汁やスープ、野菜や果物などを食事や休憩時に取り入れるなどし、ミネラル成分の補給を行いましょう。
最後に
脱水症状が進行してしまい、痙攣や意識障害などがみられる場合は、涼しい所への移動や水分・ミネラル成分の補給だけでは対処できないので、救急車などで、医療機関に早急に搬送する必要があります。
バランスの摂れた食生活やこまめな休息、水分補給、過度な飲酒を避けるなど、脱水症状を発症させないような生活習慣を送ることが大切です。