「年を重ねると共に、脂っこいものを食べるとなんだか胸がムカムカするようになった…」「焼肉の後は必ず気持ち悪くなっちゃう」という方も多いですね。
食後に吐き気や胸やけを起こすようになってしまうと、せっかくの食事も楽しめなくなってしまいます。今回は、そんな食後の吐き気・胸やけの原因と対処法についてまとめました。
食後の吐き気・胸やけの原因
誰しも1度は経験のある、食後の吐き気や胸やけ。多くは、暴飲暴食やストレスによるものです。
食べ放題で食べ過ぎて気持ち悪くなったり、胸のあたりがムカムカしたりすることがありますよね。
そもそも食後の吐き気や胸やけは、食事をすることによって分泌された強い酸性の胃液が食道の方へ逆流することで起こります。
食べ過ぎによって胃液が大量に分泌されたり、肥満によって腹部の脂肪が増加すると、胃へかかる圧力が高くなり、胃液が逆流しやすくなってしまいます。
他にも、消化不良により吐き気や胸やけが起こったり、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの消化器系の病気が原因となっている場合もあります。
食後の吐き気・胸やけの対処法
まずは、暴飲暴食をしないということです。食べ過ぎや飲みすぎは、他の病気のリスクにもなります。
昔から言われているように、腹八分目を心がけましょう。また、肥満気味の人はダイエットをして、肥満の改善をしていく必要があります。
また、「食べてすぐ横になると牛になる」と言われるように、食後すぐに横になってしまうと、胃液が逆流しやすい状態になります。
胃液が逆流すると、その強い酸性により、食道などに悪影響を及ぼしてしまいます。吐き気や胸やけの起こる原因となるため、食後しばらくは寝転がる気持ちをおさえましょう。
また、カフェインが吐き気や胸やけを誘発するとも言われています。食後にコーヒーを飲まれる方も多いとは思いますが、食後に吐き気や胸やけがする場合は、できるだけ控えるようにしましょう。
もしもどうしても飲みたいという方は、ノンカフェインのコーヒーもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
食後に吐き気や胸やけが起こる原因は、ほとんどが胃酸によるものです。胃酸の逆流は食道に悪影響を及ぼし、最悪の場合食道がんの原因ともなってしまいます。
もしも、吐き気や胸やけが続く場合や、悪化する場合は、一度病院で精密検査を受けた方がよいでしょう。
胃酸が原因ではなく、病気が隠れている場合がありますので、たかが吐き気や胸やけと思わずに、日ごろから気を付けておくことが必要です。