
爪は健康のバロメーターです。普段あまり気にしない足の爪も、私達が健康的に生活を送るために、なくてはならない大切な身体の一部です。今回は、その足の爪についてよくある症状をまとめてみました。
目次
縦線が出る
老化現象
多くの場合、これが当てはまります。年とともに胃腸の働きが衰えてきたことが原因と考えられます。乾燥も大きな原因のひとつです。日ごろから保湿を心がけましょう。専門の爪クリームを塗るのが効果的です。
爪水虫 (爪白癬)
カビの一種である「白癬菌(はくせんきん)」という水虫菌が爪の中に繁殖して起こります。爪が白く濁ったり、線が出て黄色っぽくなってきます。放っておくと濁りが拡がり爪自体が厚くなります。
家族や周りに移る病気です。自力で治すのはなかなか難しいので皮膚科でしっかり治療しましょう。飲み薬や塗り薬が処方されますが途中でやめると再発することが多いので、根気良く治療することが完治への近道です。
その他の爪水虫に関する情報は、下記のページでご覧いただけます。
食生活の乱れ
ダイエットやストレスなどで食生活が乱れると、ビタミンBが不足して縦線が出る場合があります。
ビタミンBは、爪を形成するケラチンというタンパク質の代謝をよくする働きがあります。鯖、サンマ、鰯や牛乳などに多く含まれます。
ビタミンB6は身体に入ってきた食べ物のタンパク質を身体の元となるタンパク質に組み替える働きがあります。
鮭や青魚、ゴマ、納豆などに含まれます。亜鉛やビタミンCも健康な爪を保つために必要な栄養素です。バランスのとれた食事を心がけましょう。
病気によるもの
内蔵の病気で爪に縦線が出る場合、主に2つの病気が考えられます。どちらも怖い病気なので、気になる症状が出た場合は早急に受診してください。
メラノーマ
爪悪性黒色腫です。爪に黒っぽく古い血のような色の細いスジが現れます。小さくなることはなく、のびたりひろがったりしてきます。
アジソン病
副腎皮質機能が低下して起きる病気です。足の爪だけでなく手の爪にも黒い線が現れます。複数の指に現れるのも特徴です。全身の肌色が黒っぽくなり、だるさや低血圧もみられます。
横線の場合
急性熱性疾患
手術をした後など、栄養状態が悪くなったときに現れます。
病気によるもの
爪に横線が出る病気はいくつも考えられます。
- 糖尿病
- 腎臓病
- 貧血など血液の病気
- 亜鉛欠乏症
- 皮膚疾患
- 尿毒症
- 低カリウム症
などがあります。ストレスでも出ることがあります。爪の横線の溝が深くなり、身体に何らかの症状が出てくるようなら病院で診てもらいましょう。
点がある場合
便秘をすると褐色や黒い点が爪に現れることがあります。点状の出血のようなものだと「心臓内膜症」、白い斑点だと「過労による神経衰弱、貧血」などがあげられます。
まとめ
爪は皮膚の一部です。お肌と同じようにコラーゲン(タンパク質)が不足するとカサカサした不健康な爪になってしまいます。コラーゲンは細胞と細胞の間を埋める物質で皮膚の内部に水分を蓄える働きがあります。
コラーゲンが多く含まれる食品は、魚の頭や尾の部分、鶏の手羽先、豚足、牛乳などです。爪やお肌の調子が気になるときはこれらが不足しているかもしれません。バランスに気をつけながら、いつもの食事の中に摂り入れてみてください。