足の指先が痛い?でもどうして?何かの病気のサインかしら?ちょっと気になりませんか?もしかして…。今回は、足の指先が痛い時に原因として考えられる病気について解説していきたいと思います。
モートン病
モートン病では、足の指の中でも、人差し指と中指、または、中指と薬指の間や指の付け根に痛みが起こります。
女性場合は、高いヒールのため、足の指先に負担がかかっているのは理解できますが、本当の理由はまだわかっていないのが現状です。
しかし、これも自分の足に合ったサイズ・歩きやすい型の靴を選ぶことで、症状を避けられますね。
糖尿病性神経障害
糖尿病で手足の末端神経に起こる激しい痛みを、糖尿病性神経障害と呼んでいます。糖尿病で血糖値が高い場合は、血管が損なわれて、徐々に神経障害を起す感覚異常にまで進行していきます。
中でも、何年も糖尿病を患っている方や、高血圧や血糖値コントロールが良くない方、また普段の生活で喫煙・飲酒の比較的多い方は、神経障害を起す可能性は高いのです。
初期には、足先の痺れを伴う激しい痛みがありますが、放置しておくと、その痛み自体感じられないという感覚の消失が始まる怖い病気です。
足先の痛みを感じた時点で、血糖値のコントロールを行い、早くから症状を緩和することが重要になります。
その他の糖尿病に関する情報は、こちらをご覧ください。
痛風
痛風の初期の症状は、足の指が痛むのが特徴ですが、中でも親指の付け根が一番多いようです。なぜ痛みが足に集中するか、理由はまだはっきり分かっていませんが、尿酸の結晶の比重が重く、その影響で足に集まりやすいと言われています。
この足の指から始まる痛風は、やがて、膝関節や足関節へと症状が進み、激痛を伴う発作へと悪化していきます。激痛を伴う発作が数日続き、それが終わっても油断は出来ず、忘れた頃にまた発作が起こります。
痛風の原因に関係の尿酸値は女性ホルモンで抑えることが出来るため、女性の患者は少なく、殆どが男性で占められています。
肥満気味で運動不足、そして、お酒のよく飲む人に多いのですが、これは、生活習慣を変えていくことや、食事の改善などで、症状を軽くすることは可能です。尿酸値の高い人は、脳血管障害や心臓血管障害になりやすいと言われていますから、充分注意しましょう。
その他の痛風に関する情報は、こちらをご覧ください。
まとめ
今回は、足の指先が痛い時に原因として考えられる病気について解説してきました。痛風や糖尿病の方は、出来るだけ早く専門医に相談するようにしましょう。