
妊娠中に喉が痛くなってきたとき、風邪かな、それとも風邪じゃない場合はどんなことが原因になっていて、どう対処すればいいのだろうか。
妊娠中は特にデリケートな時期だけに、いろいろと不安になってしまうものです。風邪でもないのに、妊娠中に喉が痛くなることはあるのでしょうか?
原因は?
まずは、妊婦の喉の痛みの原因から見ていきましょう。
妊娠によるホルモンの乱れ
妊娠すると胎盤が形成されますが、これは巨大な内分泌器官です。そして、この胎盤は、ヒト絨毛性ゴナドトロピンやヒト胎盤ラクトーゲン、エストロゲン、プロゲステロンといったホルモンを多量に分泌します。
ホルモンは微量でも生体にいろいろな影響を及ぼすものなので、こららのホルモンが分泌されることで、母体内のホルモンのバランスは大きく変化し、体はその影響を受けます。
特に妊娠初期には、こうしたホルモンのバランスの変化で体調を崩し、唾液の量が減ったり、口の中が乾燥したりすることによって喉が痛むことがあります。
風邪による喉の炎症
呼吸器官の入り次にあたる喉は、ウイルスや細菌による感染を起こしやすく、また、ほこりやちり、煙草の煙といった刺激によっても炎症を起こしやすい場所です。特に妊娠中は免疫機能が低下して感染しやすくなっているので注意が必要です。
対処法は?
妊婦の喉の痛みの対処法は、それが妊娠によるホルモンの乱れからくるものなのか、風邪などの細菌やウイルスの感染によるものなのかを見分ける必要があります。
妊娠という特別な生理状態によって起こっているものであれば、病的なものではないので、喉の症状をやわらげるような対処をすると良いでしょう。
喉への余計な刺激を避けるために、喉を冷やさないようにして温めます。また冷気で喉が刺激されたりしないよう、また、免疫機能が低下しやすくなっていることを踏まえ、部屋を温めると同時に、風邪などをひきにくくするために加湿して乾燥させないようにします。
まずは、体を冷やさないようにし、喉が刺激を受けないような対策が必要です。またハーブティーを飲んだり、のど飴などで喉の潤いを保つようにします。
妊娠による喉の痛みは、風邪と似たような症状が現れたりします。妊娠によっても咳や鼻水、微熱が出たりすることもあるので、風邪と区別がつきにくいと言えるでしょう。
妊娠していて喉が痛く、風邪かもしれないと思ったら、受診して風邪なのか、妊娠初期などにでてきている症状なのかを確認してもらうと安心でしょう。
妊娠中は、たとえ風邪だったとしても勝手に判断して市販薬を飲んで対応しようとするのは控えます。なぜならば妊娠中は薬を飲むことで胎児に影響が出る可能性もあるので、原則は風邪をひいても市販の風邪薬は飲んではいけません。
妊娠の時期からいうと、妊娠第0週から3週までは、薬を服用することによる危険度・胎児危険のリスクはほぼないといって良いでしょう。一番注意しなければいけないのが妊娠第4週から第15週です。それ以降はリスクは減ってきますがやはり要注意です。
妊娠中は、体を温めるハーブティーや、喉を潤すのど飴などで対応すると良いでしょう。また風邪などで熱が出たり汗がでているときは、水分が奪われがちなので十分水分を補給することが大切です。
まとめ
妊娠の喉の痛みは、妊娠という特殊な生理状態によるところからきている場合と、風邪などの感染が原因で喉が炎症を起こして痛んでいる場合があります。
両者は症状が似ていて区別がつきにくくなっています。いずれにしろ、妊娠期は風邪薬などは原則使ってはいけないので、喉の潤いを保つこと、体を温めるなど免疫機能を高める対策をしていくことになります。