
非常に激しい痛みを感じるのに、便にはなんの影響も無い。このような症状に覚えがある人もいるのではないでしょうか。腹痛の原因には非常に多くありますし、腹痛を引き起こす病気は胃炎をはじめとして、様々です。
そのため、「腹痛」というだけではどのような病気かを特定することは困難であることが多いのですが、激しく痛むのに下痢などの症状が見られないという場合、ある病気の可能性があります。
過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症候群は、比較的若い年齢層に多く見られる病気で、痛みは下痢のときに似ていると訴える人が多く、しかし便にはなんの影響も見られない、という特徴があります。
また、女性の場合は、便秘になってしまうことが多くあり、男女で症状が異なる場合があるというのも、この病気の特徴の1つです。
過敏性腸症候群の原因については、ストレスが関係していると言われていますが、具体的な医学的メカニズムは解明されていない病気です。
そのため、対処療法的に腹痛を抑えるための薬を処方してもらうなどの方法が取られることが多くあります。また、実際にストレスが解消されると症状が緩和されることから、生活習慣の改善指導が入ることもあります。
尿路結石
激しい腹痛をもたらす病気で、一番苦痛なのが尿路結石と言われています。尿路結石で引き起こされる痛みは「疝痛」と名付けられるほどに非常に激しく、失神することも珍しくありません。
言葉では「刺すような痛み」と表現されることが多いのですが、経験者によれば、呼吸だけでも激しく痛みますし、気が狂いそうになるとさえ言われます。
尿路結石は、尿酸値が高くなることで、尿路に結石ができてしまう病気です。食生活の乱れ、体質的なものなど、原因はいくつかありますが対処の仕方は、結石の大きさによって変わります。
自然排出されることもあれば、衝撃波を用いて結石を砕くこともありますし、外科手術が必要になることもあります。
また、尿路結石についてはこちらでも解説しています。
腹痛があるときの対処法
結石がある場合を除いて、腹痛への対処法は、どのような病気であれ、共通したものになります。意識するポイントは、「いかに消化器官に負担をかけないようにするか」ということです。
そのため、腹痛が起きているときは消化しやすいもの、常温に近い飲み物を摂取するようにしましょう。
炭酸やカフェインなどの刺激物は、消化器官を活性化させてしまいます。炎症を起こしている場合では、消化器官が活性化すると炎症が悪化することがありますので、避けるようにしましょう。
タンパク質や脂質、食物繊維など消化に時間がかかる成分も炎症を悪化させてしまうことがあるので、できるだけ避けたほうが無難です。
まとめ
痛みは、体が異常を訴えているサインですので、紹介した対処法を活用して痛みを緩和させながら、医療機関で相談するようにしましょう。腹痛の場合は、内科、消化器科、胃腸科で診察を受けると良いでしょう。