肩こりや腰痛は、誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?日本人の身体の悩みで常に上位を占めているこの症状。ここでは、肩こりや腰痛の原因と治す方法について詳しく見ていきたいと思います。
目次
肩こりや腰痛はなぜ起こる?
肩こりとは、首から背中の上部、肩や上腕部に関わる筋肉の痛みや違和感、不快感のことをいいます。腰痛は、腰周りの筋肉などの痛みを言います。
大人の頭の重さは、平均で約3〜4kgもあります。それを支えている首は常に負担がかかっているため、首の周りの筋肉に疲れがたまって肩こりが起こります。
肩こりは、人間が立って歩き始めたことにあります。腰痛もこれと同じで、人間が二本足で歩くようになったために起こります。
これは人間の進化であり、どうにも変えることは出来ません。しかし、長い進化の中で、肩こりや腰痛が起きないように気をつけることは出来るのです。
肩こりの原因
姿勢
パソコン作業や読書、勉強、スマホの操作などで前かがみの姿勢になっている人を多く見かけます。前かがみの姿勢は、肩の筋肉を知らず知らずのうちに緊張状態にさせています。
重いものを持つ
同じ姿勢で長時間重いものを持つことで、肩周りの筋肉が緊張して肩こりが起こります。
目を使う
パソコンやスマホなどを凝視すると目が疲れて、肩こりが起こることがあります。
ストレス
精神的なストレスでも肩こりが起こります。
腰痛の原因
ひどい猫背
身体の姿勢が悪いと、肩こりだけでなく腰痛も起こります。年齢を重ねてくるとお腹周りに脂肪がつきやすくなったり、腹筋が弱くなってポッコリと出てきます。そうなると猫背になり、腰に負担がかかって腰痛が起こります。
長い期間重いものを持つ
仕事でも重いものを持ったり、育児で常に子どもを抱っこしていると背骨と背骨の間の椎間板に障害が出て、腰痛が起こります。
激しいスポーツをする
筋肉を酷使すると筋肉に異常な緊張状態が続いて、腰痛が起こります。
筋肉が衰えるため
加齢や病後などで筋肉がなくなってくると、身体を支える腰に無理がかかって腰痛が起こります。
ストレス
ストレスは万病のもとです。腰痛も例外ではなく、大きなストレスで起こることがあります。
肩こりや腰痛を治すには?
肩こりや腰痛はある程度なら自分で治すことが可能です。詳しく見ていきましょう。
ストレッチをする
肩こりや腰痛は筋肉の緊張で起こります。ですので、これをほぐすことで改善することもあります。
肩こりの場合
- 両手を上に押し上げる。
- 片腕ずつ自分の前で横にまっすぐ伸ばし、伸ばしていない方の腕で挟んで身体の方へ引っ張る。
- 頭の後ろで首を触るような感じで腕を組み、もう片方で肘を持って引っ張る。
- 両手を後ろで組んで胸を張る。
腰痛の場合
- 仰向けに寝て片足ずつ足を抱え込む。その際、もう片方はまっすぐ伸ばす。
- 同じ姿勢で腕で足の膝の裏側を持って、自分の身体の方へ引き寄せる。
- 座ったまま片足をもう片方の膝の上に乗せて、手で乗せた方の足を押す。
他にもいろいろなストレッチの方法があると思います。しかし、どれも肩こりは肩甲骨の周りを、腰痛は太ももの裏側のハムストリングスという筋を伸ばすことが大切です。
その他にも…
その他にも、以下のようなことに気をつけると良いでしょう。
- 姿勢を正す
- 適度な運動をする
- ストレスをためない
- ビタミンを摂る
まとめ
自分でいろいろ試してみても、治らないない肩こりや腰痛もあります。痛みが続いたりひどくなるようなら、整形外科を受診してください。