自分で吸引方法は調べてみたけど、実際に鼻水を吸ってあげようとしても赤ちゃんが嫌がって上手く吸えないとお悩みのお母さんお父さんは多いはず!
そんな赤ちゃんの鼻水を嫌がられることなく吸ってあげる方法とオススメの吸引の選び方をこの記事ではご紹介させていただきます。
目次
「鼻水をとってもらうのは良いことだ!」
赤ちゃんの免疫力は大人である私達よりも低く、当然ホコリやウイルスに対して敏感です。そうなると体から排除しようとして鼻水の出る量というのも自然に多くなってしまいます。
また無理に鼻水を取ってあげようとしても嫌がってしまうと、その先赤ちゃんには嫌な印象が残ってしまうのでなかなかいうことを聞いてくれなくなってしまうので注意が必要です。
自分で鼻をかむことが出来ない赤ちゃんにとって鼻水のストレスから解放される瞬間というのは間違いなく快感が生まれますので、一旦「鼻水をとってもらうのは良いことだ」と赤ちゃんにわかってもらうことが出来れば、次の吸引から嫌がられることもないでしょう。
まずは吸ってあげる前に大事なのは準備!
風邪をひいていない場合は吸引する前に入浴させてあげましょう。湿度の高い浴室に行くことで粘度の高い鼻水や鼻の奥に溜まっている鼻水を流れやすくさせます。
風邪をひいていたり、入浴を嫌がる赤ちゃんにはホットタオルで鼻の下を温めてあげましょう。(濡れたタオルを電子レンジで温めるか、お湯で絞ったタオルを用意しましょう)
嫌がられない吸引器はどんなタイプの吸引器?
筆者がオススメするのは電動式の吸引器です。電動式の強みはなんといっても吸引が短時間で終わる点です。落ち着きがない赤ちゃんであればなおさらのこと、長い時間同じ体勢でいるのは苦痛でしかありません。
乳児であればすぐに抱っこして捕まえることは可能ですが、少し大きな赤ちゃんにもなると動きたくて仕方がない年頃なので出来るだけスピーディーに吸引してあげましょう。
具体的に嫌がられない為にはなにをすれば?
ここが一番気になる方が多いポイントだと思います。筆者には子供はいませんが、三人の甥っ子の面倒見が良かったせいかベビーシッターのようにお世話をしていた頃の経験から言わせてもらうと、一番は「吸引を遊びだと思ってもらうこと」です。
お母さんお父さんが難しい顔をして無理に吸引しようとしたところで赤ちゃんには良くないことだという印象しか与えません。(赤ちゃんは人の顔色を見て判断する能力は大人よりも遥かに優れています)
ですから一緒に遊んであげているような感覚で吸引してあげましょう。具体的には、笑顔で「楽しいね~!気持ちよくなってくるね~!」などと話しかけるようにしてあげてください。そうすることで赤ちゃんも楽しいことなんだ、気持ち良いことなんだと思ってくれるようになります。
次に体のいろんな部分を触ってあげることです。鼻にのみ意識が集中していると少しでも痛みがあったときに嫌がってしまいます。そうなると落ち着いてくれなくなり、電動式の吸引器の弱みであるコンセントの位置から動けないということが発生してしまいます。
ですので足をプニプニと揉んでみたり、お腹をポンポンと叩いてみたりして少しでも意識を逸らしてあげることも効果が大きいです。(手動の吸引器だと両手が塞がっていると思いますので難しいかもしれません)
先にも書いた通り、一回鼻水の吸引が楽しいと感じてくれれば次からは赤ちゃんの方からお願いしてくることもありました。
オススメの吸引器はどれなの?
具体的な商品名をあげてしまうとキリがないので割愛させていただきますが、通販サイトの上位の製品はやはり人気なだけあって、吸引力、洗浄の手軽さ、持ち運びが可能であったりとどれもオススメ出来る製品なので見た目で決めてしまっても問題はないはずです。(画像はELENOAから販売されている電動鼻水吸引器です。)
特に吸引力の面では排気流量が13L/min(一分間に13リットルの排気が可能)以上のものが望ましいです。電池式のハンディタイプもありますが、やはり吸引力という面では据え置き型のものには劣ってしまうので外出先での使用に留まってしまいます。
また赤ちゃんの鼻水を吸引するときには粘膜を傷つけないよう吸引圧を-50kPa以下に設定して吸引を行ってください。(最近の電動吸引器には圧力調節用のノブがほとんど付いています)
鼻水をうまく取るにはどうすればいいの?
ノズルで鼻の穴をしっかり塞いであげてジュジュっと音がする位置を探してあげてそのまま固定し、音がしなくなったら角度を変えて吸引するとよく取れるようになります。一度の吸引は三秒までにして何回も繰り返すのがポイントです。
初めての方や不安な方は一度病院に行って看護師さんに吸引の方法を教わるのも良いでしょう。やはり大切な赤ちゃんですのでケガをさせてしまってはかわいそうです。
少しお金はかかりますが病院で教えてもらうと気持ちも楽になります。(筆者は病院で吸引方法を教えてもらいました)
まとめ
ここまでが筆者の体験も交えた嫌がられない鼻水の吸い方と吸引器の選び方です。この記事を読んで少しでも鼻水トラブルが解消されれば幸いです。
そしてなにより大事なのは赤ちゃんにとってお母さんお父さんが優しくて大事な人なんだと感じてもらうことだと思っています。
吸った鼻水がいつもと色が違ったり、量が明らかに増えている場合は風邪や病気のサインでもあるので違和感を感じたらすぐに病院にかかることもお忘れなく。
それではお母さんお父さんの幸せな子育てライフを祈りつつこの記事のお別れとさせていただきます。御一読ありがとうございました。