冬になると一段と気になる唇の荒れ。唇の荒れる原因を探っていくと、防ぐ方法が見えてきますよ。ここでは、唇の荒れを防ぐ方法を見ていきたいと思います。
目次
唇が荒れやすいのはなぜ?
そもそも、なぜ唇は荒れやすいでしょう?それは、唇の構造にあります。唇は、水分を保つ働きをする角層が、他の部分の皮膚に比べて、とても薄く、さらに、皮脂を分泌する皮脂腺もありません。よって、唇は、もともと構造的に乾燥しやすいデリケートな部分なんです。
唇の荒れる原因と防ぐ方法
空気の乾燥
冬は外気も乾燥していますが、室内も暖房などで空気が乾燥することが多いですね。空気が乾燥していると唇や口内の水分が蒸発し、乾燥し荒れやすくなります。
加湿器などで、室内の空気の乾燥を防ぐ。また、寝るときのエアコンのつけっぱなしには注意ですね。
体の水分不足
体の水分が不足すると唇まで水分が届かず、乾燥して荒れてしまいます。脱水にならないためにも、水分補給をしっかりしましょう。
唇をなめる
唇が乾燥してくると、ついなめてしまう人も多いのではないでしょうか。一見、良さそうですが、実は、ダメなんです。
唇をなめるとそのときは、うるおったように感じるかもしれませんが、唇についた唾液が蒸発するときに唇の水分も一緒に奪われてしまい、さらに乾燥して荒れてしまいます。
なめてしまうのが癖になっている人もいるかと思いますが、なめるのはやめましょう。乾燥する前にリップクリームやワセリンで保湿しましょう。
口呼吸をしている
口呼吸をしている人は、口内や唇を常に乾燥させている状態ですので、唇は荒れやすくなります。鼻呼吸を意識してみてください。
しかし、鼻づまりや鼻水の症状があるとどうしても口呼吸になりがちです。鼻づまりや鼻水があって、口呼吸になってしまう場合は、マスクの着用も有効ですね。
摩擦刺激
気温が低いとリップクリームも硬くなっていることがありますよね。そのリップクリームを唇に擦りつけて塗っていることってないですか?この摩擦が刺激になって唇が傷つき、荒れてしまうことがあります。
リップクリームが硬くなっているときは、唇に当ててやわらかくしてから塗るようにしましょう。また、リップクリームは横にスライドするように塗らず、唇の線に沿って縦に塗るのが効果的です。
リップクリーム・口紅の成分が合わない
リップクリームや口紅の成分が合わなくて、唇が荒れてしまうこともあります。自分にあった成分のリップクリームや口紅を使いましょう。
メントールなど、刺激のある成分が入っていないものや医薬品のリップクリームに変えてみたり、刺激のないワセリンに変えてみるなど、いろいろ試してみましょう。
紫外線
外の紫外線によっても、唇は乾燥しやすく荒れやすくなります。外出時にはUVカットリップクリームを塗るなど、唇の紫外線対策もひつようですね。
ビタミンB2不足
ビタミンB2には、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあり、不足すると口角炎や口内炎、唇のひび割れなどの原因となります。
栄養をバランス良く摂ることが必要ですが、ビタミンB2を含む食品を意識してみてください。ビタミンB2を多く含むものには、レバー、卵、ひじき、うなぎ、納豆、果物などがあります。
胃腸障害
胃腸の調子が悪いと唇に現れるといわれています。実際、胃腸の調子が悪いと、唇もかさついていませんか?
胃腸が疲れているときは、おかゆなど優しい食べ物に変えてみる、ストレスが溜まっているようであれば、リラックスを心がけるなど、生活習慣を改善してみてください。
まとめ
唇が荒れる原因は結構いろいろありますね。唇はもともと乾燥して、荒れやすい部位であることを認識して、荒れてしまう前に予防していくことが、しっとり唇には大切ですね。