もしかしたら思わぬ病気が潜んでいるかも!?布団に入ってもなかなか寝付けない、眠っても途中で何度も目が覚める、朝起きれない、寝ても寝た気がしない…などでお悩みの方、病気が原因かもしれません!当てはまる症状がないかまずチェックを!
うつ病
精神疾患は体と心に様々な不調が現れます。人によって症状も様々です。以下は代表的な症状です。
気分症状
- やる気が出ない、やらなきゃいけないと分かっていても出来ない
- 今まで楽しかったことが楽しくない、好きだったことや趣味にも興味がなくなってきた
- 家から出るのが嫌、部屋から出るのが嫌、布団から出るのが嫌
- 何をしていても集中力が続かなくなる
- 常に憂鬱で「自分は本当に必要な人間なのか?」と思い始める
以上のような症状が見られることがあります。
身体症状
- 朝起きたら身体が鉛のように重い、一日中倦怠感がある
- 身体のどこかが特に原因もないのにいつも痛い
- 夜眠れない、途中で起きてしまう
- ほとんど寝ていないのに朝早く目が覚める又は朝は全く起き上がれない
この他にも、食欲減退・増進や胃痛、下痢、性欲減退など、その症状は多岐に渡ります。
躁うつ病(双極性障害)
躁うつ病は、うつ病と躁病が定期的に入れ替わる病気です。躁病はうつ病と症状が相反する病気で、気分が異常に高揚し友達みんなに奢ったり、普段しない衝動買いを始めたり…他者から見ると気前が良くなったように見えます。
「ハイテンションが維持するため、眠らなくても元気、誰彼構わずしゃべりまくるが次々考えが浮かぶので話が飛びまくる」や「仕事なども活動的になるため普段よりよく動くが、集中力が続かず落ち着きがない」といった症状が見られます。
上記症状と前述のうつ病が入れ替わるためうつ期と躁期はまるで別人のようになります。うつ病の不眠と躁病の眠らなくても元気が入れ替わるため、常に眠れない状態が続きます。
不安障害
人間誰でも不安はあるものですが、この病気は不安が異常に強すぎることを言います。不安対象は人によって様々で、その不安は思い込みによるもの(実際には起こっていない)事柄です。
そして本人には不安を通り越し危険という認識で、常に頭の中で警告が出ている状態です。「不安=危険」が常に頭にあることで日常生活に支障が出たり、不安で眠れず睡眠障害が起こります。
高血圧
慢性的に血圧が高い病気で有名ですが、なぜ不眠が関係するのか…。人間は自律神経によって日々の生活サイクルを維持しています。交感神経と副交感神経が、朝と夜で切り替わることで活動的になったり、体や脳を休めたりしています。
血圧が高い状態が続くと本来夜は副交感神経が働くはずが、血圧が下がらないために交感神経が優位になります。その結果、脳が休息できず眠れない、眠っている時に血圧が下がらないため、翌朝更に血圧が上昇するという悪循環へ陥ってしまいます。
高血圧初期はほとんど無症状です。初期に見られる症状は、めまいや頭痛、肩こり、頭重感、貧血、目の充血などですが、意識していれば分かる…程度のものです。自分の血圧はどれくらいなのか?薬局などでも気軽に計ったり出来るので、測定して数値を知っておくことも大切です。
まとめ
病気による睡眠障害は根本の病気を治すことで解決されることがほとんどです。逆に言うと病気を治療しなければ睡眠障害も改善されないと言えます。
ですので、少しでも思い当たる症状があれば、早期受診を強くお勧めします。原因を取り除き、快適な眠りを手に入れましょう!