
風邪を引いた時に、鼻血が出た経験はありませんか?発熱や咳など、ただでさえ苦しい状態なのに、鼻血まででたらびっくりしてしまいますよね。今回は、風邪と鼻血の関係、そして鼻血が出やすい風邪に似た病気などを確認していきましょう。
風邪と鼻血の関係
風邪をひくと、鼻血が出やすい状態になります。風邪の原因となる菌やウイルスが体内に入ると、鼻やのどの粘膜がそれらを排出するために大量の鼻水や痰を出そうとするのです。
その時、鼻の中の毛細血管が広がり、粘膜が腫れることがあります。毛細血管が広がると、その分血管が傷つきやすくなり、弱い刺激でも鼻血が出やすくなってしまうのです。
また、風邪のときに鼻水や鼻づまりなどの症状が出ますよね。その症状を解消するために、鼻をすすったり、鼻をかんだりすることで、粘膜が傷つき、鼻血が出やすくなるのです。
特に、乳幼児や小児の鼻の粘膜や血管は大人に比べて未成熟です。体温調節機構も未熟なため、少しの発熱で鼻血が出てしまうことがあります。
さらに、風邪について知りたいという方は、下記のページをご覧ください。
鼻血が出やすい風邪に似た病気
風邪に似た症状を持つ病気で、鼻血が出やすい場合があります。風邪に似ているので軽視されやすいですが、重症になると治療が困難になる病気も含まれていますので、気をつけましょう。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、鼻水や鼻づまり、目のかゆみやくしゃみなど、風邪に煮た症状が出るアレルギー性疾患の1つです。花粉やハウスダスト、ダニなど、原因はさまざまです。
風邪と同じように、アレルギーの原因となる物質を体外に排出しようと身体が鼻水を大量に出します。
鼻の中の血管が拡張し、傷つきやすい状態となってしまうのです。鼻をすすったりかんだりすることも多くなるので、鼻が傷つく機会も増え、鼻血が出やすいのです。
また、アレルギー性鼻炎については下記のページで詳しく紹介しています。
副鼻腔炎
人間の頭がい骨の中には、副鼻腔と呼ばれる空洞があります。副鼻腔炎は、ウイルスや細菌などによって、その部分に炎症が起き、発熱や鼻水、頭痛、咳など風邪に良く似た症状が出現します。
鼻の中で炎症が起きているため、鼻血が出やすい状態になってしまいます。ひどい時は1日に何度も鼻血が出ることもあります。
ただの風邪だと勘違いされやすい病気ですが、薬などできちんと治療しなければ良くなりません。症状が悪化してしまうと、手術が必要になるので注意しなければならない病気です。
白血病
白血病は、本来なら体を守る役目をする白血球が癌化してしまい、正常な血液細胞が減少する血液のがんです。正常な血液細胞が減少するため、貧血や免疫力の低下などが現れ、風邪や他の病気にもかかりやすくなります。
また、正常な血小板が減少してしまい、止血作用がうまく働かなくなり、鼻血が出やすく、そして止まりにくくなります。他にも歯ぐきなどから出血が見られることがあります。
白血病は早期に発見・治療を行うことで、寛解が見込める病気です。気になる方は早めに病院で精密検査を受けましょう。
糖尿病
糖尿病は、広く知られているように血液中の血糖値が高くなる病気です。血糖値が高い状態が続くと、体内に張り巡らされた毛細血管が徐々に脆くなり、鼻の中の毛細血管も同様に傷つきやすくなるため、鼻血が出やすくなります。
また、血糖値が高いと十分な血液が体の隅々まで送り届けられなくなってしまいますので、免疫力が低下し、風邪や他の感染症にかかりやすくなるだけでなく、重症化するリスクが高まります。
糖尿病は神経障害や目の障害、腎臓の障害など身体中に合併症を引き起こす病気です。早めの治療が必要となります。
また、糖尿病については下記ページでも詳しく紹介しています。
まとめ
風邪を引くと鼻血が出やすい状態になってしまいますが、もしかしたらその症状は風邪ではないかもしれません。他の病気によって、免疫力が低下して風邪をひきやすくなっていることもあります。
「いつもの風邪と何か違う」「いつもより風邪が長引く」といった場合は、念のため病院で検査してもらいましょう。