
爪にできる線や筋や溝などは縦方向と横方向では、その原因と対策が異なります。ここでは「縦線・縦筋ができる原因」と「横線・横筋ができる原因」の2つに分けて解説していきます。
縦線・縦筋ができる原因は?
爪の症状は、臓器からの黄色信号を敏感に表すと昔から言われています。腎臓・肝臓・膵臓・胆嚢などの沈黙の臓器のどこかが悲鳴をあげているということです。
腎臓・肝臓の場合は、定期健康診断の「血液検査」を活用すると良いと思います。例えば、指標は絞ってみるのが管理しやすいです。
腎臓なら「血清クレアチン」、肝臓なら「AST(GOT)」でいいでしょう。基準値の上限を超えていればもちろん病気の一歩手前かもしれません。
膵臓・胆嚢などは、定期健康診断では通常測定しませんので、深い溝の縦筋が多数見つかる場合、特に親指の爪にある場合は念のため大手の病院で一度検査を受けたほうが無難かもしれません。
縦線・縦筋の予防と対策ですが、なんと言っても野菜をできるだけいっぱい食べることです。なかなか実行となると長続きしません。それでそんな時は、野菜も緑色、黄色、橙色、紫色など1週間に1回でもいいのですから、第一歩を踏み出してみることです。
と同時に運動も不可欠です。その貴重な栄養素を体の隅々まで血液で運び、内部脂肪を燃焼させなければなりません。最初は、軽くジョギングをしたらいいのですが、ほとんどの方は三日坊主です。
そんなときは、寝る前に仰向けになって、足で空中自転車こぎをするとか足をあげて左右に揺らすとか、回転させるとかするとよいでしょう。
テレビを見ながらであれば、長続きするかもしれません。はあはあと、息がするようになればしめたものです。すぐ体重を量りましょう。
一日1グラムでも、一年もすると365グラムも減少するのです。最小の数ケ月はほとんど体重が変化しないかも知れませんが、その後この運動の効果が現れて、腹が絞まってくるので実感できます。
横線・横筋ができる原因は?
次に爪の横線・横筋について説明しましょう。これは、縦線・縦筋とはその発生原因が異なります。爪をよく見ると、根元に白い部分があります。
これは「爪母基(マトリックス)」と呼ばれるもので、新しい爪を作る細胞が集まっているところで、爪根にあります。
この爪母細胞が細胞分裂をして増えていくことで、新しい爪がどんどん生まれていき、その新しい爪が押し出す力で爪先へと伸びていくわけです。
この爪根に物理的な刺激(たとえば土をいじって、その土壌の小石があたる)により、爪母が傷つき正常に細胞分裂できなくなると、横線・横筋が容易に発生します。このような場合は、放っておいても数カ月で消滅するのでなんら心配いりません。
また、手の指にある毛細血管が何らかの異常で栄養を毛根に運ばない時期があると、この場合も爪の横線・横筋がでてくることがあります。
これは、全身打撲ではよく観察されるようです。こんな場合は、普段でも或いは風呂の中でもその指をよくマッサージすると数ヶ月でなくなります。
まとめ
以上のように、爪にできるのが横線・横筋であればさほど心配することはありませんが、縦線・縦筋の場合は、食事と運動に気をつけて、できれば一度病院で相談されるのもよいでしょう。