
人間が生きていく上で大切なことの一つ、「食」に関係する「口の中」ですが、様々な病気が発症します。病気が発症すると場合によっては食べることができなくなり、健康に支障が現れます。ここでは、口の中の病気についてまとめます。
目次
歯根嚢胞
「しこんのうほう」と読みます。歯根の先に膿が溜まった袋ができた状態です。
原因
虫歯が進行して神経が死んだ歯や根管治療を行った歯に発症します。
症状
歯根嚢胞が進行すると歯を支えている歯槽骨を溶かします。
治療法
根管治療を行うことが一般的ですが、外科的な手術を行う場合もあります。治癒しないと抜歯をすることがあります。
舌痛症
「ぜっつうしょう」と読みます。舌の痛みとしびれが生じます。原因は不明で口腔内に舌の痛みの原因となる異常が見られないことが特徴です。更年期の女性に多く見られます。
原因
精神的なストレスが原因となって発症するとされています。
症状
痛みを感じる部分が変わるのが特徴です。また、食事の時は痛みやしびれが現れません。
治療法
心療歯科で薬物治療と心理治療が行われます。
口腔癌
字の通り口の中にできる癌です。口腔癌の中でも舌にできる舌癌が一番発症数が多く、次に歯肉にできる歯肉癌です。近年増加傾向にあります。
原因
タバコや飲酒など、一般的な癌と同じ原因で発症するとされています。
治療法
口腔癌は生命に大きく関わるため、切除・放射線・化学治療を行います。治療を行うことで、話す時や食べる時に口腔支障が現れる可能性があります。
早期治療の場合は切除の範囲が小さく、5年生存の確率が高いです。定期的に歯科受診をすることで早期発見ができます。
智歯周囲炎
智歯とは親知らずのことで、親知らずが生えている周辺の歯肉に起こる炎症です。
原因
親知らずは真っ直ぐ生えてこない、途中までしか生えてこない事が多いです。その為、歯磨きをしても汚れを落としきれないでプラークや汚れが蓄積しやすく、歯肉に炎症が起きてしまいます。
予防法
丁寧に親知らずを磨くことが必要です。症状がひどくなる前に歯科受診をして、治療を受けましょう。
ドライマウス
口腔乾燥症と呼ばれることもあります。口の中が乾燥することで、口腔内に細菌が繁殖して虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
原因
ストレスや薬の副作用が考えられます。口呼吸をすることが原因の場合もあり、唾液の量が減少することで口の中が粘つき発症します。まれにシェーグレン症候群等の病気が原因の場合もあります。
症状
唾液の量が減少する為、免疫力が低下して虫歯や風邪をひきやすくなります。また、口内炎ができやすくなり、舌が赤くなり痛むこともあります。口の中の乾燥が原因で口臭も出てきます。
対処法
口腔内の乾燥が気になる方は早目に歯科を受診しましょう。睡眠時の口呼吸を防ぐ為にマウスピースやマスクを使用して、口腔内の乾燥を防ぎましょう。
まとめ
口の中は顔の中の小さな部分の一部ですが、命に関わる病気を発症する場合があり、常に異常がないか確認をすることが予防につながります。口の中の健康が体の健康に繋がります。