
足は身体の全体重を支えているので、なにかと負担が多くかかってしまいます。とくに足の甲は、地面からの衝撃を分散できるアーチ(土踏まず)の中心部分にあるので、負荷がかかりやすくなっています。
ある日突然、足の甲が痛くなると、歩きにくくなったりスポーツができなくなるなど、日常生活に大きな支障が出てきます。今回は、足の甲の痛みの原因と治療法について解説していきます。
中足骨の疲労骨折
原因
足の中足骨は5本あります。疲労骨折が起こりやすいのは真ん中にある人差し指と中指にあたる2本です。スポーツ中、ランニングやジャンプをしてアーチに過度な負担が繰り返し加わることで起きます。
骨が成長する時期の10歳くらいから高校生までに起こる場合が多いのですが、スポーツの種目や運動量によっては大人でも発症することがあります。
そのまま運動を続けると修復をする前にまた細かい骨折が起きてしまうので、痛みを感じたらすぐに運動をやめて安静にしましょう。
治療
疲労骨折と診断されたら冷やして安静にします。最低でも1か月、ひどいときは2-3か月、安静を保ちながら自然治癒を待ちます。はっきりと骨折した部分がレントゲンでわかる場合はギブスて固定することもあります。
- 無理をしないですぐに休む
- アイシング
- 足に負担をかけない
ことが重要です。
リスフラン関節捻挫
原因
足の人差し指の骨と親指の根元の骨を結ぶ、リスフラン靭帯を傷つけたときに起こります。ジャンプして着地した瞬間や強く踏み込んだ時など、指先を反らせて地面から強い衝撃を受けるときに傷つけます。
治療
テーピングやギブスで固定します。1か月は体重をかけないようにしますが、ギブスがはずれたら足底板を使ってリハビリをはじめます。だいたい2-3か月で復帰できます。
早期診断が早期回復につながるので、足の甲の痛みを感じたら早めに受診してください。
足の腱鞘炎
原因
すねから足の甲にかけて、3本の腱が伸びています。それらがなんらかの原因で圧迫されると、足の甲に痛みが出て腱鞘炎になることがあります。
甲高の人や足首の硬い人は足に負担がかかりやすくなるので腱鞘炎を起こしやすくなります。
- 足に合わないキツイ靴を長時間履く
- 靴ひもをきつく締めすぎた
ことが主な原因です。
治療
痛みや腫れを感じたら湿布などで冷やし安静にして、テーピングで固定します。
だいたい1-2週間ほどで良くなってきますが、ひどいときは注射をする場合もあります。腱鞘炎も、患部を休めて負担をかけないようにすることが大切です。
以上三つの疾患の予防として
- 足周辺の筋力バランスを整える
- 足に合った靴を靴を履く
- 足首のストレッチをする
- 過度の負担を避ける
などがあげられます。
まとめ
足の甲の痛みの原因の主なものはこの3つですが、その他にも、皮膚にばい菌が入る蜂窩織炎や神経からくる椎間板ヘルニア、痛風発作によるものなどがあげられます。おかしいなと感じたら、迷わず病院で診てもらいましょう。