
むくみとは、血液中の水分が血管やリンパ管の外へ染み出して皮膚の下に溜まる状態のことをいいます。むくみというと足のふくらはぎや足首という印象があると思いますが、足の甲もむくみやすい場所の一つなのです。
その原因はいくつか考えられますが、高齢者では老化現象というどうしようもない場合もあります。その一方で、一過性のものなど対処法をしてみると良くなるようなむくみもあります。
少しでもむくみのない生活を送るためには、どんなことをしたら良いのか、放っておいても大丈夫なむくみなのかなど、様々な角度から調べてみました。
一過性のもの
長時間同じ姿勢でいる
長い時間の立ち仕事やデスクワークなど同じ姿勢を続けると、からだの下の部分、ふくらはぎや足の甲などに水分が溜まり、むくみが起きやすくなります。
飛行機などに長時間乗っているときも、座り続けることでひざの静脈が圧迫されて血の固まりができることがありなす。血流が悪くなってむくみを引き起こす原因になります。
1時間に1回は歩いてみるなど、同じ姿勢で長時間過ごさないように心がけることが大切です。
塩分の摂りすぎ
塩分を摂りすぎると体内でナトリウムが発生します。ナトリウムの運び役のカリウムが不足してくると、かわりに水分を取り込んで塩分濃度を薄めようとするのでのどがかわきます。
すると余分な水分が染み出て皮膚の間に溜まりむくんでしまうのです。なるべく食事は薄味にしましょう。水分の排出を助けるカリウムを多く含む食品として、スイカ、バナナ、キュウリ、小豆などがあります。
老廃物を排出しやすくするクエン酸やビタミンEをとることも有効です。トマト、パイナップル、レモン、梅干し、酢、プルーン、カボチャなどに含まれます。積極的に摂るようにしましょう。
冷え性
からだが冷えると血の巡りが悪くなります。血液を通して水分補給を全身に行っているのですが、供給と同時に不要になった水分の回収もしています。
血液の循環が悪いと戻るはずの水分が、血管の外に溜まってしまいむくむのです。夏場でもシャワーだけでなくお風呂でよく温まりましょう。
足の筋肉が少ない
心臓から送り出された血液は全身を巡って戻ってきます。心臓から一番遠い足の血液を送るのは、ふくらはぎにある筋肉です。
この筋肉のポンプ機能が低下すると、上手く血液を送れなくなってしまい、老廃物が足に溜まってむくんでしまうのです。日頃から、階段の昇り降りや足先を動かす運動などを取り入れて筋力を鍛えましょう。
ホルモンバランスの崩れ
女性は生理前にむくむことがあります。生理前はプロゲステロンという女性ホルモンが増えて体内に水分を溜め込もうとするためにむくむのです。
病的な原因のむくみ
健康な人ならだいたい、一晩寝て朝起きるとむくみがなくなっていることがほとんどです。しかし、病気が原因の場合は、なかなか治らないことがあります。
むくみが出る内臓疾患はいくつも考えられますが、足のむくみが出る主なものとして、心不全、静脈瘤、肝硬変、脚気、低タンパク血症、腎臓肝臓の疾患などがあげられます。
足の甲などを10秒間押してみてなかなか戻らなければ病気が原因の場合があります。足だけでなく全身がむくんだり、からだがだるく食欲不振になったりと他に気になる症状がある場合は、迷わず病院で診察してもらいましょう。
老化によるむくみ
高齢になると循環機能の低下でむくみやすくなってきます。心臓の働きが落ちてきたり、足の筋力が弱まったりして、若い人だと一晩寝ると治るはずが歳を取ってくると自然に解消されることができなくなり、慢性化してしまいます。
対策としては
- 横になる(昼寝をする)
- 運動をする
- 冷やさない
- 水分の摂りすぎや少なすぎに注意する
などです。
運動はちょっと…という人も、座っているときに足を上げ下ろしするだけでも効果があります。気になる人は試してみてください。
水分を正しく摂ることも重要です。新陳代謝で老廃物を排出し、滞っている水分を巡らせるためにも、適量な水分を摂らなければなりません。温かい飲み物を少量ずつ、こまめに摂りましょう。
最後に
今回は、足の甲のむくみの原因と解消法について解説してきました。靴を履いていると人目にはつきませんが、靴の中がパンパンになってしまって、意外に大変ですよね。ぜひ、上記の解消法を参考にして、辛いむくみを乗り切ってくださいね。