爪の両端が内側に巻いていっていまう巻き爪。指の肉に爪の端が食い込んでいるのを見ると、ちょっと心配になってしまいますよね。今回は、そんな巻き爪になってしまったら何科の病院に行くべきかや自分で治す方法についてまとめていきます。
目次
巻き爪の治療は何科??
｢巻き爪で辛いけど何科で診てもらえばいいの??｣と悩む方も多いのではないでしょうか。巻き爪や陥入爪は爪の病気…爪は皮膚の一部が変化したものですので皮膚科への受診をお勧めします。
あまりにも症状がひどい場合は皮膚科から、形成外科や整形外科に紹介されることもあるようです。
巻き爪の症状に応じた治療法
軽度の場合は、内服薬や外用薬を使う治療や、爪の部分切除を行います。中度の場合はワイヤーやプレートを使った治療になります。
重度の場合は薬品を使って「爪母（そうぼ）」と呼ばれる爪の根元を破壊する治療や、症状によっては爪母自体を全て切除してしまう場合もあります。
巻き爪の治療法とそれにかかる費用は??
症状によって治療方法は異なり、痛みを伴うものや痛みのないもの、保険の適応の有無など様々です。そのため、治療方法によって費用も大きく異なってきます。
ワイヤー法
巻き爪の治療法でよく行われるのはワイヤー法と呼ばれるものです。内側に巻いていこうとする爪を矯正ワイヤーで外に反らすように爪の両端から引っ張った状態を固定して時間をかけて直します。
麻酔や消毒などは不要です施術後すぐに痛みがなくなる人も居るようです。処置時間は30分程度でその日からスポーツやお風呂も可能です。
ワイヤー法のデメリットは保険が適用されない…治療の完治まで1年ほど要する…稀に再発する…というところです。
初診の費用は10,000円前後が相場のようです。
また、ワイヤーを張り替える必要もあるため定期的な通院が必要です。その際の費用は1回につき2,000円から5,000円程度です。
完治まで約1年かかるので、その間の合計治療費は30,000円から50,000円程となるでしょう。
フェノール法
患部が化膿してワイヤーを使っての施術が行えない場合は、フェノール法という手術が行われます。
フェノール法とは、患部に局所麻酔をしてフェノールという薬剤で爪の爪母と言われる根っこの部分から爪が巻いている部分を切り落とします。
切り取った部分から爪が生えてこないようにフェノール薬を使い爪母を死滅させます。変形した爪母から爪が生えてこないようにすることで巻き爪を治します。
痛みもなく、施術自体は10分ほどという短時間の外科手術で終わります。半月程度で運動が出来るくらいに回復します。
完治までが早い反面、爪の横幅が狭くなる…爪の生え方が変わって再発する…のデメリットはあります。
｢痛みがなくて、短時間で、術後の回復も早い!!｣となれば治療費は高いと思われがちですが…この手術は保険適用です。なので気になる治療費は6,500円から8,500円ほどのようです。
この治療法なら、初診料と術後の通院費用を合わせても20,000円程度で済むようです。
自宅で出来る巻き爪の予防法は??
巻き爪の予防法として簡単で有効的なものをいくつか紹介します。
爪を圧迫しない
つま先を圧迫することによって巻き爪になりやすいので、つま先を圧迫しない靴や靴下を履きましょう。
爪の切り方を変える
爪の切り方を変えるだけで症状の改善が出来ます。爪切りのタイミングは1ヶ月に1回程度で十分です。爪切りのポイントは…
❶爪の白い部分が出るまで伸ばす
深爪は巻き爪になる原因のひとつです。深爪しないだけでも巻き爪の予防になります。
❷親指の爪はまっすぐ切る
丸く切ると肉にくい込みやすくなり、巻き爪の原因になります。
❸尖った角はヤスリで削る
尖った角が肉に刺さらないよう、軽く削っておきましょう。
❹他の指の爪は普通に切る
ただし深爪は厳禁です。
自分で出来る治療法は??
病院にいかなくても自宅で手軽に治療できる方法もあります。巻き爪治療器具として最近話題になっているのが｢巻き爪ブロック｣という商品です。
｢巻き爪ブロック｣は、通院するよりも安く、その上治療効果も高いく、巻き爪の痛みへと即効性があります。
医療的に有効と証明された治療方法を採用しているにも関わらず、やり方はとても簡単。巻き爪の部分にバネをつけるだけなんです。
痛みもなく、薄型なのでストッキングに引っ掛けてしまう事もなく、靴も選びません。手軽で効果も絶大と言われれば試してみる価値はありそうですね。
まとめ
巻き爪を放っておくと、ふとした拍子に指に刺さり傷つけてしまうことがあります。ここで紹介した情報をもとにしっかりと対処してくださいね！