
緊張したときや食事をしているとき、突然しゃっくりが出てびっくりした経験がある人は多いのではないでしょうか?
誰もいない所でのしゃっくりは、さまざまな民間療法を試すなどしているうちにいつの間にか止まっていたりするので、問題はありませんが、たくさんの人がいる場所や睡眠中に突然しゃっくりが起こりなかなか止まらなかったりすると困ってしまいますよね。
しゃっくりは、回数や治まるまでの時間の差は体質などにより個人差はありますが、ほとんどの場合は無害です。
しかし、あまりにも頻繁に起こるしゃっくりや、睡眠の妨げになるようななかなか止まらないしゃっくりなどが持続的に起こる場合は、からだのどこかに病気が潜んでいる可能性もあります。
横隔膜がさまざまな刺激を受けることで起こる痙攣のしゃっくりが、止まらなくなる症状と関係のある病気についてご紹介致します。
しゃっくりが止まらない病気一覧
胃がん・食道がん
呼吸を整えたり、水分を摂取してみたり、まわりの人たちが教えてくれるさまざま方法を試してみても、継続的に何度もしゃっくりを繰り返す場合、消化器疾患にかかっている可能性もあります。
消化管が炎症を起こすと、横隔膜が直接刺激されることにより、しゃっくりが起こります。
胃がんや食道がんなどの消化器系のがんは、食道や胃、横隔膜にもつながっている迷走神経や横隔神経を刺激する原因となります。
脳腫瘍・脳梗塞
しゃっくりは中枢神経が刺激されることによっても起こります。中枢神経とは、脳と脊髄の神経系のことです。
私たちの脳は、大脳ではさまざまな感情や記憶、運動機能の働きをし、小脳では主に平衡感覚を正常に保ち、間脳は体温調節のために働き、延髄が心臓や呼吸と関係しています。
生命を維持するために大切な調節をする脳の部分に脳腫瘍があったり、脳の血管が詰まることによりその部分が機能しなくなってしまう脳梗塞などを起こしたりしていると、中枢神経が刺激され慢性的にしゃっくりが出やすくなります。
肺炎・気管支喘息
呼吸器の病気にかかっていると横隔神経を刺激することになり、しゃっくりが起こりやすくなります。
特に喘息などの持病をもっている場合、健康な人にとってなんでもないような気温の変化や刺激物の摂取などでも、しゃっくりを誘発する刺激になることもあります。
しゃっくりの種類
「持続性しゃっくり」は48時間以上続く場合で、「難治性しゃっくり」は1ヶ月以上続いている症状があることを言います。
「一時的なしゃっくり」は、どんな人にもあり、ほとんどの場合、問題はありませんが、以前はこんなにもしゃっくりが出ることはなかったと感じたりする場合には、からだのどこかに、病気が潜んでいるサインかもしれません。
どこの病院にかかれば良いか難しいと思いますが、まずは普段の健康状態を把握してもらっているかかりつけ医があればそこで相談してみることも良いでしょう。
特に病院が思いあたらないという人は、消化器内科・神経内科・呼吸器内科など、しゃっくりのおおもとの原因を引き起こしている病気に合わせて、検査をしてもらう必要があります。
一通り検査をして医療機関で異常がないと診断されたら、しゃっくりが起こったときでも以前よりは心に余裕が出て、早めに止まるかもしれません。
最後に
しゃっくりは強いストレスなどが慢性的にかかっていると、普段はなんでもないような刺激でもしゃっくりの痙攣を引き起こす誘引にもなります。
忙しい生活を送っていたりして、自分でも気づかぬうちに心のバランスが崩れてしまっている可能性もあります。軽い運動や趣味などでストレスを溜め込まない生活を心がけることも大切です。