
寒くなってくると皮膚が乾燥して、あちこちがかゆくなってきます。とくにかかとは、ガサガサして見た目も気になる部分のひとつです。
ガサガサだけでも嫌なのに、かゆみが出たらもっと嫌な気分になってしまいます。そうならないために、ここでは、かかとがかゆい原因と効果的な薬について解説していきます。
足白癬
「足白癬(あしはくせん)」とは、足に出来る水虫です。水虫というと足指の間に出るものだと思う人が多いのですが、かかとにも水虫は出来るのです。
足白癬は、カビの一種の白癬菌という真菌によって起こる感染症です。30度以上の高温・95%以上の多湿を好み、皮膚のタンパクを栄養にして繁殖します。
主な症状は、かゆみをはじめ、「角質がはがれて皮がポロポロ落ちる」、「皮が厚く、白っぽくなり見た目も悪い」などです。
水虫菌はとてもしつこいので、自己流ではなかなか治りません。市販の水虫薬でも完治させることは難しいので、皮膚科を受診することをおすすめします。
皮膚科では、飲み薬と塗り薬が処方されます。白癬菌を死滅させる薬は、イトラコナゾールやテルビナフィン、ラノコナゾールやラミシールなどです。根気良く治すことが大切です。
また、足白癬(水虫)については、こちらのページでも詳しく紹介しています。
異汗性湿疹・掌蹠膿疱症
足の裏やかかとに小さな水疱が出来て、かゆみが現れます。時間が経つと水疱が破れ、角質がはがれ落ちて、2-3週間で皮膚がめくれて治ります。
はっきりとした原因は不明ですが、汗疱と呼ばれる汗で出来た水疱が湿疹化したものとか、金属アレルギーが原因ではないかと考えられています。
治療は、軽度の場合は保湿クリームを使い、湿疹部分にはステロイド剤を使用します。ひどくなると抗生物質を服用します。
同じような症状で、掌蹠膿疱症があります。主に足の裏や手のひらに膿を持った発疹がみられます。再発を繰り返す難治性の疾患です。いずれにしても皮膚科で診察してもらいましょう。
角質の乾燥
かかとは常に地面と接するところなので、角質が厚くなりやすくなります。すると亀の甲のようにひび割れて、出血したり炎症が起きたりします。
かかとには皮脂を分泌する皮脂腺がないので、皮膚の表面を保湿できません。血流が悪かったり、新陳代謝が低下したりすると乾燥がひどくなり、かゆみが現れてしまうのです。
尿素入りの保湿クリームやワセリンなどを風呂上がりに塗るなどをして、日ごろから保湿を心がけましょう。
軽石などで、角質を必要以上に落とし過ぎるのも良くありません。角質の表面が荒れて刺激され、かゆくなってしまいます。
長湯や熱い風呂も角質の潤い成分を失うもとです。38-40度のお湯に15分以内に浸かるのが、理想的なお風呂の入り方です。
老化現象
加齢とともに皮膚が厚くなって乾燥するためにかゆみが現れます。やはり保湿することが大切です。
まとめ
今回は、かかとがかゆい原因と効果的な薬について紹介してきました。かかとにかゆみのある方は、ぜひ、参考にしてみてください。