テレビの音が聞こえづらい、人の話し声がよく聞こえなくて何度も聞き返してしまう、音がこもったように聞こえる、このような状況になったことはありませんか?
耳の聞こえが悪くなる背景には、様々な原因が考えられます。ここでは、日常生活の中で耳の聞こえが悪くなる主な原因と耳の聞こえをよくする方法を紹介します。
目次
耳の聞こえが悪い原因
耳の聞こえが悪い原因は、主に以下の3つに分けることができます。
外的な圧力や怪我によるもの
例えば、コンサートなどで大音量の音を聴いた時や飛行機に乗るなどして気圧の変化を経験した時、また、運動をしていてボールや人などと激しくぶつかった時などが挙げられます。騒音環境での長時間労働などによっても耳が聞こえにくくなる可能性があります。
耳の炎症によるもの
例えば、過度な耳掃除や、風邪などの感染症によって耳に細菌が入って炎症を起こす可能性などがあります。
ストレスによるもの
ストレスなどによりホルモンバランスや自律神経のバランスが乱れることによるものです。例えば、過労などからくるストレスや睡眠不足、また他の病気の治療のために服用している薬の副作用などが挙げられます。
病気などが原因のもの
ただし、メニエール病や突発性難聴などの病気が原因となって、耳の聞こえが悪くなることもあるので注意が必要です。
メニエール病とは
めまいや吐き気とともに耳の聞こえが悪くなることがあり、一度発病すると治りにくい病気だと言われています。
突発性難聴とは
突然耳の聞こえが悪くなり、また耳鳴りやめまいなども伴います。症状が重い場合は、早めに専門医に相談することが大切です。
耳の聞こえをよくする方法
耳の聞こえをよくするために個人でできることとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 耳へかかる外的な負担を少なくすること
- 耳を清潔に保つこと
- ストレスをためないような生活をすること
外的負担の軽減としては、例えば、はげしく人とぶつかる可能性のある運動や、大音量で音楽などを聞くことを控えるなどが挙げられるでしょう。耳を清潔に保つことに関しては、過剰な耳かきを控えることが何よりも大切です。
ストレスについては、身体的・精神的ストレスどちらも解消してゆくことが大切です。ゆっくり入浴する、十分な睡眠をとることも効果的です。ただし、症状がひどい時は早めに専門医に相談するようにしましょう。
まとめ
耳の聞こえが悪くなる原因はさまざまです。外傷や気圧など原因がある程度はっきりしている場合もありますが、ストレスの多い生活自体が原因となる場合もあります。
ですので、自身の生活スタイルを見つめ、ストレスをためないよう工夫してみることも大切でしょう。
また、メニエール病や突発性難聴など、原因の特定されていない病気である可能性もあるので、症状が重い場合は早めに専門医に相談するほうがよいでしょう。