
頭痛の種類には、大きく分けて一次性頭痛と二次性頭痛があります。二次性頭痛は、脳腫瘍などのように器質的疾患によって起こってくるものですが、腫瘍などの器質的な病変がない一次性頭痛には、どんなものがあるのでしょうか?また、その治療法はどうなっているのでしょうか?
頭痛の種類は?
一次性頭痛は、緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛の3つに分けることができますが、どんな特徴があるのでしょうか?
緊張型頭痛
緊張型頭痛は、一次性頭痛の中では一番頻度が多く、2割強の人に見られるとされている頭痛で、男女比は4:6となっていて、あまり周期性はありません。
首筋が貼ったり、肩がこったりといったような症状から頭痛が徐々に始まってきて、後頭部に鈍痛を感じるケースがよくあります。
人によっては痛いというようりも重い感じで何かをかぶっているような感覚をうったえるケースがあります。症状が比較的長く続く場合が多く、30分から長い場合だと1週間程度続くこともあります。
原因としては、精神的・身体的ストレスや悪い姿勢が考えられています。結婚や就職、転職などといった生活環境の変化に伴って症状が悪化するといったケースも見られます。
時には慢性化すると1ヵ月のうちに15日以上、ほとんど毎日頭痛が続くといったこともあります。緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛の中では比較的症状は軽い方と言えるでしょう。
片頭痛
片頭痛は、約8%程度の人に見られ、男女非は1:3~4と女性に多く見られ、月経との関連性も指摘されていまる。
片頭痛の場合は、前兆として視野の中心付近から始まってキラキラ光る境界をもつ暗転や視野障害が現れたり、半身の感覚障害がでてきたりする場合もあり、この前兆現象は通常1時間以内で消えていき、その後、頭痛が起こってきます。
さらに、この前兆症状の前に、あくびや感覚過敏、むくみ、疲労感、空腹感といった気分変調が1~2日みられる場合もあります。一方で前兆がみられないケースもあります。痛む部位は、前・側頭部から頭の片側にかけてですが、両側性のこともあります。
多くの場合、痛みが脈拍に一致した拍動を持っています。しかし拍動性がないケースもあります。頭痛の継続時間は4時間から長くても3日で、寝ることによって症状が軽くなります。
群発頭痛
まれな頭痛で0.01%の人に見られるとされています。男女比では男性に多く、症状の現れかたに周期性があり、1~2ヵ月間に連日、夜間や明け方のほぼ一定した時間に激しい頭痛が起こります。1回起こると連日のように起こることから群発頭痛と言われ増す。
はっきりとした原因についてはあまりよくわかっていません。1回の頭痛の持続時間はだいたい15分から3時間程度で、片側の眼窩部、眼窩丈夫などのい激しい疼痛があり、結膜充血や鼻汁・鼻閉といった症状がみられたりします。
それぞれの治し方は?
緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛ですが、実際の治療はどのように行われるのでしょうか。
緊張型頭痛
緊張型頭痛の治療は、頭痛薬の服用ですが、通常は薬局やドラッグストアで買える市販の頭痛薬の服用で大丈夫です。ただ、薬の乱用は問題で、かえって反跳性頭痛といって薬の乱用によって頭痛の症状が悪化することがあります。
ですので、市販の頭痛薬で改善しない場合は、受診して相談すると良いでしょう。市販の頭痛薬の添付文書にも長期連用しないことという注意書きが記載されています。
片頭痛
片頭痛の治療は、軽い片頭痛であれば、市販の頭痛薬でも良いのですが、軽度でない場合は病院やクリニックでもらえる処方薬が効きます。
前兆現象が出ている段階であれば、エルゴタミンが良く効きますが、それを逃してしまった場合は、トリプタン製剤がよく治療薬として用いられています。
トリプタン製剤は脳血管に選択的に作用して血管を収縮させる一方、三叉神経に存在する受容体にも作用して、神経伝達物質の放出を抑えたりすることで、痛みを軽減していきます。
群発頭痛
群発頭痛の治療は、強い頭痛を感じたら早めに脳外科や神経内科を受診するようにします。治療は三叉神経にも働くイミグランがよく処方されます。また、皮下に自己注射するイミグランキット皮下注射が使われたりします。
まとめ
頭痛の種類は、緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛があり、それぞれ治療に使う薬などが変わってきます。それぞれの特徴を理解し対応していくことが大切です。