ひと口に頭痛と言っても、その頭痛には色んな種類がありますよね。今回は、毎日起こる頭痛「慢性頭痛」について、午前や午後で違いがあるのか、また、どのように対処するのが良いのかなどについて説明していきたいと思います。
慢性頭痛とは
慢性頭痛とは、機能性頭痛のことを言い、緊張型頭痛や偏頭痛、群発頭痛などが当てはまります。
緊張型頭痛
頭痛の中で最も頻度が高く、身体的なストレス(体の疲れ・首や肩の凝りなど)や精神的なストレスが原因で起こると考えられており、後頭部から首の後ろにかけて、継続した痛みを感じます。また、頭が重い感じがしたり、締め付けられるような痛みという訴えが多いです。
偏頭痛
子供から大人までの特に女性に多いと言われ、頭部の片側限定で痛みます。痛む部分の血管の拡張に伴って、脈打つような痛みを感じますが、その原因については諸説あり、ストレスや女性の場合は月経時のホルモンバランスの乱れによるものなどが考えられています。
群発頭痛
夜間の睡眠中に突然起こる頭痛で、男性に多いと言われています。原因としてはストレスや飲酒、血管拡張薬などが考えられています。痛みは激しく、しばらくすると治りますが、一旦群発頭痛を発症すると、数日から数週間続くこともあります。
慢性頭痛の日内変動について
では、次に、慢性頭痛には時間帯によって痛みの程度や発症するタイミングなどの、日内変動があるのかどうかについて説明していきます。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は、発生頻度も高く、日内変動も顕著です。一般的には、朝方は軽く、夕方になるにつれて重くなります。また、季節や天候によっても変わりやすいです。
偏頭痛
偏頭痛は、日中に起こることが多く、光や音などで誘発されることもあるため、起床時や朝方などに起こりやすい傾向があります。
また、人混みなどでも誘発されやすいため、出かけた先で頭痛を起こしてしまうこともあります。月経時の偏頭痛については、月経直前が起こりやすいです。
群発頭痛
先ほども述べましたように、郡発頭痛は、睡眠中に突然起こります。ほとんどの場合、睡眠後2〜3時間以内に起こるようです。また、毎日同じ時間に起こりやすいのも、この頭痛の特徴と言えるでしょう。
まとめ
慢性頭痛の場合、時間帯によって頭痛の出現に差があることがお分かりいただけたと思います。頭痛は、様々な種類があり、また、色々な病気の症状の一つとして現れます。
そのため、自己判断するのは危険な場合もありますので、長引く頭痛や激しい頭痛は、専門の医療機関へ相談してみてください。