
「あれ、頭が痛い…、それになんだかめまいもしてきた…。」もしかしたら、その症状、何かの病気のサインかもしれませんよ。ここでは、そんな頭痛とめまいが同時に起こる原因についてまとめていきたいと思います。
偏頭痛
偏頭痛は、様々な要因により収縮していた血管が緊張から解放されて血流が一気に増大することで起こります。
症状は不定期に脈打つような痛みが4〜48時間程度続くのが特徴で、めまいや吐き気を伴うことが多いようです。偏頭痛は血管拡張により周辺の三叉神経などが刺激されることで痛みを感じます。
痛みを感じたというシグナルを受けた体はその部位への炎症反応を起こし、さらに症状が悪化していきます。トリプタン系薬剤は、血管拡張を抑え炎症を起こす体の反応を抑制するなど偏頭痛を生じる幾つかの経路に作用し症状を和らげることができます。
トリプタン系の薬剤は症状が出る前に服用しても効果がありません。また症状がはっきりでてからも薬剤の効果が十分に発揮されませんので、偏頭痛が軽度のうちに服用することが肝要です。
低血糖
血中内の糖濃度が低下すると意識の混乱、頭痛、めまい、複視など様々な症状が現れます。
原因としては外因性のものとして糖尿病薬の服用、空腹時のアルコール摂取が挙げられ、内因性のものとしては、インスリノーマ、平滑筋腫、肝がんなどの腫瘍によるもの、あるいはインスリン自己免疫症候群などの疾患によるものが挙げられます。
低血糖に対する治療としてはブドウ糖の静脈注射、グルカゴンの筋肉注射、皮下注射を行います。また疾患に起因する低血糖の場合には、それらの疾患に対する治療も必要です。
血圧異常
低血圧になると脳への血流が減ることで頭痛やめまい、吐き気などを引き起こします。逆に高血圧だけでは通常自覚症状が現れることはほとんどありませんが、高血圧に起因した脳周辺の障害が引き起こされると、症状が現れることがあります。
例えば、高血圧によって三半規管への血流が少なくなることでめまい、吐き気が引き起こされます。血圧を適切な高さに調整するためには薬の服用が有効ですが、規則正しい生活、適度な運動などによっても血圧の改善が期待されます。
脱水症状
激しい運動や炎天下での長時間の作業によって体内の水分が著しく減った場合には脱水症状として、頭痛やめまい、吐き気が現れます。発症には個人差がありますが、糖尿病を患っている方はかかりやすくなります。
その他に体の異常に気づきにくい幼児、老人にも注意が必要です。症状が現れた場合には速やかに涼しい場所に移り水分の補給をしましょう。意識障害など症状が悪化している場合には速やかに病院へ運び適切な処置をしましょう。
薬の副作用
幾つかの薬には副作用として頭痛やめまいを引き起こすものもあります。例えば、降圧剤や血管拡張薬、高脂血症治療薬、利尿剤などは、脳や内耳循環不全などを引き起こし、それによりめまいが引き起こされます。
また、抗菌剤や抗腫瘍薬、サリチル酸系薬剤などは難聴を伴う内耳不全を引き起こしめまいを誘発することがあります。薬によって頭痛、めまいがあらわれると感じた場合にはかかりつけの医者と相談して対応を考えてもらいましょう。
まとめ
めまいを伴う頭痛にも原因によって幾つかの種類に大別されます。それによって治療方法も変わりますので、原因をしっかり見極めて適切な対応を取りましょう。