
後頭部やこめかみが痛む場合は、どのような病気が考えられるのでしょうか?ここでは、後頭部やこめかみに痛みが生じる時に考えられる病気の原因についてまとめてみました。該当する症状に困っているという方は参考にしてみてください。
緊張型頭痛
睡眠不足などの生活習慣の乱れ、心配事や不安などのストレス、就職・結婚といった生活環境の変化が要因となって、肩や首筋といった頭部を支えている筋肉が緊張・収縮し、血管や神経を圧迫することによって起こるのが緊張型頭痛で、日本人の頭痛の多くは、この緊張型頭痛になります。30~50歳代に多く見られます。
症状は、こめかみから徐々に頭痛が始まって、後頭部が重くなってきます。多くは1~2週間ほど続きます。症状の特徴としては、頭が圧迫され、締め付けられるようなジーンとした鈍痛があり、夕方になると痛みが強くなる傾向があります。多くは市販の頭痛薬で症状が和らぎます。
片頭痛
片頭痛は、精神的なストレスや不眠などによって自律神経のバランスが崩れたりすることによって、常に交感神経が優位な状態が続くと、その反動でリラックスした時に副交感神経が過剰に優位になってしまうことがあります。
すると、その時に血管が大きく拡張して、血管の周りにあるこめかみから顔面に張り巡らされている三叉神経を刺激し圧迫してしまいます。
コーヒーなども片頭痛を起こす原因と言われていますが、これもカフェインが交感神経を興奮させて、交感神経優位な状態となるためです。片頭痛は若い女性に多く見られます。
症状としては、頭の片側がズキンズキンと強い拍動とともに痛み、寝込む人もいるくらいで、症状が繰り返したりします。ときに吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
片頭痛の発作の前1時間ぐらいに、生あくびが出たり、目の前がチカチカするというような表情が出る場合もあります。
軽度であれば市販の頭痛薬でも、ある程度症状は和らぎますが、症状が強い場合は、「エルゴタミン製剤」などの処方箋薬で治療します。
後頭神経痛
後頭神経痛は、後頭部を支配している末梢神経によって引き起こされる頭痛です。近年、増えてきているとも言われ、一日中スマホやパソコンの画面とにらめっこして、うつむきの姿勢を続けていることで目や脳が疲れてくると同時に、頭を支えている首や肩に負担がかかってきます。
こうしたことが後頭部の末梢神経を圧迫して起こってきます。症状は、ビリッとする一瞬の電撃的な痛みで繰り返しますが、長時間続くことはありません。痛みがないときはじわっとした違和感やしびれ感があることもあります。吐き気などの症状はありません。
群発頭痛
ストレスや過労、飲酒などにより脳の血管が拡張し、その刺激によって神経が炎症を起こしたことにより起こる頭痛で、20~50代で酒や煙草をよくやる男性に多く見られます。
こめかみや目の奥にえぐられるような強い痛みが出て、30分~1時間ぐらいで治まります。春先や秋口など季節の亜割目に起こることが多く、群発地震のように症状が繰り返されることから、群発頭痛と呼ばれます。
痛みが激しい場合は要注意!
後頭部がハンマーで殴られたような激しい痛みがある場合は、くも膜下出血の可能性も考えられます。とにかく、急に起こった激しい頭痛、意識がはっきりしていない頭痛は緊急性を要する場合がありますので注意が必要です。
まとめ
後頭部やこめかみが痛む場合は、その痛み方によっていろいろな病気が考えられます。それぞれの頭痛の痛み方、ジーンとした鈍痛なのか、ビリッとくる電撃的な痛みの繰り返しなのか、ズキンズキンとした痛みなのか、お医者さんに症状を伝えるときも痛み方を具体的に表現することが大切です。