頭痛が症状として現れる場合、原因は様々です。くも膜下出血など、脳の病気が原因である場合や、疲労やストレスが原因である場合、アルコールの取り過ぎが原因である場合などです。
しかし、原因が違えば、同じ頭痛でも痛み方が違ってきます。ここでは、頭の右や左、こめかみがズキズキと痛む原因・対処法を紹介します。
原因
痛み方によって、原因が違ってくることは先ほど述べた通りです。
「ガツンと殴られたような痛み」を感じるならば、くも膜下出血などの脳の病気の可能性が非常に高いので、直ちに病院へ行って適切な処置を受ける必要があります。
人によっては「バチンと大きな音が鳴ったと思ったら頭痛が始まった」ということもあります。「頭部が締め付けられるような痛み」を感じるならば、緊張型頭痛の可能性が高いです。
この場合、肩こりなどが原因で引き起こされていることが多く、ストレッチやマッサージなどで緩和されることがあります。
あまりにひどい場合は、薬を処方してもらうのが効果的です。「頭皮が引っ張られる感じ」がある場合も緊張型頭痛の前触れかもしれませんので注意してください。
「頭部全体、頭部の左側だけ、または右側だけ、こめかみがズキズキ痛む」場合は、偏頭痛の可能性があります。
偏頭痛の原因も緊張型頭痛と似ていますが、偏頭痛の多くはストレスが原因で引き起こされていることも多いので、同じような対処法では効果がない場合があります。
対処法
偏頭痛の場合、慢性化していることが多いため、病院などで薬を処方してもらっている人も多くいるかもしれません。
薬以外の対処法としては、痛む部分を冷やす方法があります。アイスバッグなどでこめかみなどの痛む部分を冷やすと頭痛が緩和されることがあります。
偏頭痛が起きている場合、頭部に熱がこもっていることもありますので、そういった場合には有効な対処方法です。
また、ストレスの原因となっているものから遠ざかるのも1つの対処法です。偏頭痛が起きるのは、主に目にストレスがかかっているときが多く見受けられます。
パソコン画面やスマートフォンの画面などを長時間にわたって見続けていると、目の負担も大きくなります。
また、日差しが強いときに裸眼でいると目に痛みを感じることがある人は、サングラスなどを利用して光を軽減させると、目の負担を減らすことができます。
仕事柄、どうしても長時間パソコン画面に向かう必要がある人は、パソコン用メガネなどを利用することをお勧めします。
パソコンの画面から発せられているブルーライトをカットすることで目の負担を減らし、偏頭痛が起きるのを防いでくれます。
最後に
偏頭痛は現代病と言えるほど、誰しもかかるリスクがあります。仕事にせよ、プライベートにせよ、液晶画面を長時間みる機会は増えています。
LEDライトや液晶画面は目への刺激が強い「ブルーライト」が多いため、どうしても負担が増えてしまいます。
そのため、いかに負担を軽くしてやるのかが偏頭痛への対処となっています。便利な世の中ですが、適切に機器を利用して健康被害のリスクを減らしていきましょう。