
不正出血とは、生理の時以外の出血を呼びます。女性のデリケートな症状なので、不正出血があってもなかなか人に相談しづらいのではないでしょうか。今回は不正出血の中でも特に、茶色いおりものが出るときの原因についてみていきたいと思います。
目次
不正出血の色について
生理の時以外に性器から出血することを不正性器出血といいます。新しい血液は赤く、古い血液は茶色になります。
不正出血の原因は?
不正出血の原因は、子宮や腟などの病気によって起こる出血の「器質性出血」とホルモンバランスが崩れたために起こる出血の「機能性出血」に分けられます。
その他にも、生理と生理の間に起こる出血を「中間期出血」と呼ばれます。
器質性出血の原因は?
子宮筋腫
子宮に出来る良性の腫瘍です。成人女性の約5人に1人の割合で子宮筋腫があるといわれています。
筋腫が小さいと何も症状がないことが多いのですが、大きくなってくると生理痛や生理の量が多くなる、不正出血などの症状が出てきます。
子宮体がん
子宮の内膜に出来るがんです。初期症状は不正出血になります。茶色いおりものが出ることもあります。これは子宮体がんの人の9割に見られるので、早めに婦人科の診察を受けてください。
子宮頸がん
子宮の入り口に出来るがんです。性交渉によって感染し、時間をかけて発症します。初期症状はほとんどありませんが、進行してくると茶色いおりものが増えてきたり、不正出血や性交時の出血などが現れます。
子宮内膜症
子宮の内膜に似た細胞組織が、卵管などに発生する病気です。不正出血や下腹部痛が起こります。
子宮内膜炎
子宮内膜が細菌によって炎症を起こす病気です。初期症状はおりものの増加や下腹部痛ですが、ひどくなると不正出血や血の混じったおりものが出ることもあります。
子宮頸管ポリープ
子宮の入り口の頸管に出来る良性の腫瘍です。おりものが増えてきたり、茶色いおりものが出る、性交時やスポーツ、排便時に少量の出血がみられることがあります。
子宮腟部びらん
子宮の入り口の粘膜と腟がただれる病気です。不正出血がみられる、おりものが増える、性交時に少し出血するなどの症状がみられます。
機能性出血の原因は?
機能性出血の原因は、「卵巣機能不全」というもので、無排卵性月経や、黄体機能不全などのホルモン分泌の関する部位の不調をいいます。
その原因はストレスや思春期、更年期などによるホルモンバランスの乱れなどが考えられます。
まとめ
不正出血の原因は様々ですが、その症状だけでは原因はわかりません。大きな病気が隠れている場合があるので、不正出血がみられたら早めに婦人科で診察を受けるようにしましょう。ひとりで悩んでいるよりも良い方法だと思います。