
何もない時は気にすることがない耳ですが、急に山から降りてきた時のように耳がこもると気になって仕方ありません。
自分の声が耳に響いたり、聞こえが悪くなったら何か耳の病気かもしれません。今回は、耳にこもるような違和感が出るのはどんな病気なのかについて調べてみました。
耳の構造
私たちの耳は、外側から外耳・中耳・内耳の3つの部分に分かれています。外耳道は耳の入り口から鼓膜までで、大人の場合長さは約2.5〜3cm、直径6mm〜1cmくらいあり、ゆるやかなS字型に曲がっています。
外耳道の外側の3分の1を軟骨部、内側3分の2を骨部といいます。軟骨部には、耳垢腺、皮脂腺、耳毛があります。外耳道には外から入ってきた音を空気振動として鼓膜の奥に伝える役割があります。
耳にこもるような違和感が出る病気は?
それでは、耳にこもるような違和感が出る病気についてまとめていきましょう。
耳垢栓塞
耳垢がたまって外耳道がふさがれた状態を「耳垢栓塞(じこうせんそく)」といいます。耳垢栓塞は、高齢者や子供がなりやすい病気です。
とくに高齢になると、外耳道の自浄作用が低下して耳垢がたまりやすくなります。子供は外耳道が狭くなっているために耳垢がたまりやすくなります。
また、家庭で耳垢を取ろうとしてかえって奥に押し込んでしまうケースもあります。耳垢栓塞になると難聴や耳のこもった感じ、耳鳴り、かゆみなどの症状が起こります。
さらに、洗髪や水泳などで耳に水が入ると、耳垢がふやけてしまい、外耳道が圧迫されて痛みやめまいが起こることもあります。耳垢が気になるようなら、1度耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。
家で耳を掃除する場合は入り口部分だけで充分です。奥の方まですることで外耳道にキズがついてかゆみが現れたり、外耳炎になることもあります。
中耳炎
中耳炎には風邪や鼻づまりが原因で起こる「急性中耳炎」や鼓膜の奥にたまった滲出液がなかなか引かない「滲出性中耳炎」、慢性化してしまう「慢性中耳炎」などがあります。
中耳炎になると耳がつまったり、音がこもって聞こえたりします。大人では難聴を訴えて、自分の声が響くような感じなどの症状が現れます。
子どもの場合は自分で訴えることがうまくできずに、グスッたり聞こえが悪くなったりします。耳を痛がらないこともあるので、気になる時は早めに診てもらいましょう。
耳管開放症・耳管狭窄症
耳と鼻をつなぐ管のことを耳管といいます。耳管は普段はふさがれた状態ですが、呼吸をしたり、ものを飲み込んだときに広がって外気と空気圧の調整をします。
この調整が正常に働かず広がったままの状態を「耳管開放症」といい、その反対に塞がった状態を耳管狭窄症といいます。このどちらの症状も共通していえるのが、耳がこもるような違和感です。
高い山から降りてきた時のように耳がつまったり、こもって聞こえが悪く感じます。このような症状を感じたら、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
突発性難聴
突発性難聴は、ある日突然耳の聞こえが悪くなったり、耳鳴り、耳のこもった感じがする病気です。めまいを伴うこともあります。
原因はまだよくわかっていませんが、内耳の聞こえとバランスのセンサーに異常が起きると考えられています。早めの治療が非常に大切になるので、急に聞こえが悪くなったら急いで耳鼻科へ行きましょう。
治療できる時期を越えてしまうと、完治することが難しくなってしまいます。できるだけ早めに、遅くても1週間以内には治療を開始することをおすすめします。
まとめ
耳のこもったような違和感を感じる病気の主なものをあげてみました。耳は大切な器官です。他にもまだ考えられる病気もあるので、耳の違和感を感じたら早めに病院を受診してください。