
赤ちゃんが下痢になると、脱水になりやすいので心配ですよね。すぐにおしりも赤くただれてしまって、かわいそうになります。早期に対処してあげたいものですね。今回は、乳児の下痢の原因と治す方法をまとめます。
原因
乳児の下痢の原因はいろいろあります。乳児の便はもともとゆるく、月齢の小さい頃は、ミルクをのむたびに便が出る子もいます。
下痢との判断が難しい場合もありますが、いつもより水っぽく、1日に5回以上排便がある場合は下痢の可能性が高くなります。個人差もありますので、毎日の便の観察が重要です。
乳幼児嘔吐下痢症の場合
ウイルスによって引き起こされる胃腸炎です。原因となるウイルスはいくつかありますが、代表的なものには、ロタウイルスやノロウイルスがあります。症状としては、嘔吐と下痢、38℃くらいの発熱が見られます。
嘔吐は1日くらいでおさまってきますが、下痢は酸っぱく臭いの白っぽい(クリーム色)水様便が1日に十数回出ることもあり、1週間くらい続くこともあります。嘔吐と下痢が頻回であるため、脱水症状にならないように注意が必要です。
二次性乳糖不耐症の場合
感染性胃腸炎になった後も何週間も下痢が続く場合には、二次性乳糖不耐症の可能性があります。酸っぱく臭いの下痢便が出ます。
感染性胃腸炎になった時に、腸の粘膜が傷ついて、母乳やミルクなどに含まれる乳糖を分解するための酵素(ラクターゼ)が少なくなってしまったことで、消化不良を起こし、下痢症状が現れ、体重増加不良を起こします。
治し方
原因と同様に治し方も病気ごとに異なります。それぞれ詳しく見ておきましょう。
乳幼児嘔吐下痢症の場合
頻回な嘔吐と下痢症状が見られたら、早期に病院を受診しましょう。治療は、ウイルスに対する薬はないため、対症療法となります。
症状によって、吐き気止めや整腸剤、解熱剤が処方されます。症状がひどく、口から水分が摂れない状態の場合は、点滴が必要となり、入院治療となります。
二次性乳糖不耐症の場合
下痢症状が長引いている場合は、病院を受診して医師に相談しましょう。下痢症状が治まるまで、乳製品の摂取を控え、一定期間ミルクを乳糖不使用のものにかえて、回復を待ちます。
乳糖不使用のミルクの使用期間等は、医師と相談しましょう。母乳の場合は、母乳はミルクに比べ消化がよいため、授乳は継続して、乳糖分解酵素剤で乳糖分解をサポートする場合が多いようです。
まとめ
赤ちゃんは、体を占める水分の割合が大きく、嘔吐や下痢になると脱水症状を起こしやすく、急速に状態が悪化してしまいます。
嘔吐、下痢が起こったら、少しずつでもこまめに水分補給をしてあげましょう。嘔吐、下痢が頻回な場合や元気なく、機嫌が悪いなどいつもと違うなと感じたら、早めに病院に連れて行き、医師の診察を受けましょう。