
咳が止まらないと、しゃべることも食べることもままならず、日常生活すら思うようになりません。咳を止めようと、龍角散のフタを開けて口に入れよとした瞬間、ゴホン!ゴホン!と咳がでて、缶の中から龍角散の白い粉が辺り一面に散らばってしまうなんていう自体もあり得ます。
咳が止まらなくなる症状は、通常の風邪などの感染症による症状もありますが、3週間もあれば治まってきます。しかし8週間以上も止まらない咳もあり、そういった場合には、どのような病気が考えられるのでしょうか?ここでは、咳が止まらないときに考えられる原因についてまとめていきます。
肺結核
結核菌による感染によって起こる肺炎で、初期のうちはほとんど症状がありません。
7~9割は症状が出ないまま免疫を獲得すると言われていますが、老化などで免疫力が弱っていると症状が出てくる場合があり、湿った咳や粘り気がある痰が出て、胸が痛み、場合によっては血痰や発熱が見られます。
医療機関を受診し、抗結核薬の投与などで治療されます。症状が軽い場合は、胸部X線検査によって発見されることもあります。結核菌は自然界ではわずかな時間しか生存できないことから、人から人への空気感染により起こります。
感染した人が咳をすると、規格筋を含む飛沫(しぶき)が飛びますが水分が蒸発すると結核菌のみの状態となり、空気中に浮遊して、それを吸い込むことで感染してしまいます。
間質性肺炎
肺結核と違い、湿った咳ではなく乾いた咳が続き、痰はほとんどみられません。肺で酸素と血中の二酸化炭素を交換している肺胞の壁の部分、つまり間質に結合した組織に炎症が起こる肺炎で、50~60代によく見られます。
原因はさまざまで、粉塵の吸入、感染、薬剤によっても起こり、膠原病の合併症としても起こることがあります。咳の他には、呼吸困難や微熱、全身の倦怠感などが起こる場合もあります。内科や呼吸器内科などを受診して治療していく必要があります。
咳喘息
8習慣以上続く慢性の咳の主な原因としてあげられるのが咳喘息です。喘息という名前がついているので、「ヒューヒュー、ゼーゼー」といった喘鳴や呼吸困難を連想しますが、症状としては、痰を伴わない空咳だけがずっと続く感じで、特に就寝時から深夜、明け方にかけて強く症状が現れることがあります。
原因としては、風邪などの感染症が長引き、そのまま咳喘息になったり、冷気や運動、喫煙やストレスが原因となる場合もあります。
気管支が刺激に敏感になっている状態で、刺激により気管支の平滑筋が痙攣して軽く収縮するために起こるもので、市販の咳止め薬はあまり効かず、病院やクリニックにいって気管支拡張薬などを処方してもらうと、症状が改善していきます。
まとめ
咳が止まらない状態はつらいものがあります。何日も続くとどうなってしまうのか不安になってしまうものです。特に8週間以上続く慢性の咳は、慢性咳嗽と言われていますが、こうした症状が出るものとしては、肺結核、間質性肺炎、咳喘息などがあります。咳が続く場合は、医療機関を受診してしっかりと治療することが大切です。