魚の目の治療に魚の目用のスピール膏を使用することがあるでしょう。ところでスピール膏の効果や正しい使い方はご存じでしょうか。今回は、スピール膏がどのように魚の目に効くか、きちんとした正しい使い方を紹介したいと思います。
スピール膏の効果とは
スピール膏とは魚の目に貼ることで治療するシールタイプの医薬品です。市販で手に入れることができ、価格は1,000円前後となっています。
スピール膏には、サリチル酸という薬品が含まれており、貼ることで皮膚を柔らかくして、白くふやかします。ふやかした魚の目から中のイボをピンセットで取り除くことができます。
スピール膏の正しい使い方
清潔にしておく
使用する部分は、必ず清潔にしておく必要があります。使用する前にイボの周りの部分に小さな傷が無いかよく確認しましょう。
傷があった場合に、サリチル酸が傷にまで浸透し皮膚の損傷が激しくなります。痛みが強く出てしまう原因になります。
ずれないようにする
スピール膏を貼ったらずれないように注意する必要があります。ずれてしまうのであれば、サリチル酸が触れてほしくない部分に絆創膏やテーピングなどを貼り、患部でない皮膚を保護しましょう。指用のテーピングを使用すると部分的に貼ることができるでしょう。
3日から5日は貼り続ける
貼り続けるので汚れが目立つ場合は貼りかえましょう。数日間貼り続けるとサリチル酸が患部に浸透してくるので、皮膚が柔らかくなってきます。
患部が白くなりふやけた感じになるので、ピンセットでイボを剥がすように引っ張りましょう。この時に激しい痛みを感じたら一旦中止し、また数日スピール膏を貼り続ける必要があります。
白くふやけた見た目から変化はあまりないので、イボを剥がすタイミングは痛みで判断します。
もしも、必要以外の部分の皮膚に付着してしまい白くなってしまった場合、まず患部でない部分には配合薬が触れないように保護する必要があります。
もし患部以外の部分が白くふやけてしまった時には、一度スピール膏の使用を中止し、皮膚が正常になるのを待ちます。
白くふやけたは部分は剥がれてしまうので、剥がす事が出来る場合には剥がしてしまいます。新しく出来始めた皮膚はしっかり乾燥させましょう。
芯が取れたか確認する
魚の目の芯が取れたかを確認しながら数週間かけて芯を取り除いていきます。通常イボ除去にかかる日数は約4〜5日です。
まとめ
スピール膏の効果と正しい使い方を把握することで早く安全に魚の目を治療できます。また、病院での治療を受けている方は、必ず医師に相談した上で使用をしましょう。
また、スピール膏の使い方などについては、こちらの記事でも詳しく紹介しておりますので、是非チェックしてみてくださいね!