
歩くと圧迫されて痛む魚の目。いくつもできてしまうことや、繰り返しできてしまうこともあります。市販の薬で直す人もいるようですが、専門医に処置して貰えば安心です。何科を受診すればよいのでしょうか?治療はどのように行うのでしょうか?
魚の目の原因と症状
魚の目は、サイズが合わない靴やハイヒールなどで、足裏や足指の特定部位が圧迫されたり、擦れたりを繰り返すことで生じた皮膚の病変です。外反母趾や扁平足などが理由で、歩き方に癖があるためにできる場合もあります。
血行不良や新陳代謝が悪いことも原因になります。魚の目は、足にできることが多いですが、手にもできることがあります。
魚の目は、圧迫や摩擦を受けた皮膚の角質層が、バリア機能を過剰に発揮して、皮膚となるケラチン(タンパク質の一種)を大量につくり出すようになることで生じます。
この大量のケラチンによって角質層が厚く、硬くなり、内側に向かって円柱状に増殖していくのが魚の目の症状です。この円柱状の芯ができた状態ゆえに魚の目と呼ばれますが、正式な名称は「鶏眼(けいがん)」です。
内側に向かって縦方向に増殖していく硬い芯は、角質層を突き抜けて真皮に到達する頃には、周辺の神経を刺激するようになり、痛むようになります。
痛みをかばう歩き方は、足腰に負担をかけるので、腰痛や膝痛の原因になることもあります。魚の目は、悪化すると歩くのが困難になるほど痛むようになりますし、治療に非常に時間がかかるので、早期に治療を開始することをおすすめします。
病院での治療方法は?
魚の目は皮膚の症状ですので、皮膚科を受診しますが、形成外科でも治療できます。
治療は、カミソリで削る方法や、サルチル酸の入ったスピール膏を塗布して患部を柔らかくし、数日後に芯を取り除く方法などが一般的です。
芯が深部にまでおよんでいる場合は、レーザーで芯を焼き切る治療法やメスによる切除手術が適用されます。
カミソリやサルチル酸による治療は、数ヶ月におよぶこともあります。レーザーやメスでも治癒するのに1ヶ月ほどかかります。レーザー治療は保険が適用されないので注意しましょう。
魚の目が再発を繰り返すような場合は、外反母趾や扁平足など、根本原因に対処する必要があります。整形外科に相談してみましょう。
血行不良による冷えや、新陳代謝の不良が遠因となっている場合には、自律神経を整える生活を心がけることも大切です。
まとめ
魚の目は、足の皮膚の柔らかい子どもにはできにくいとされ、大人がかかることの多い皮膚病変です。子どもに魚の目のような症状があれば、ウイルス性のイボであることが多いので、自己判断せず、皮膚科を受診しましょう。