
コレステロールの低下や美肌効果など、良いことだらけのオリーブオイル。朝の情報番組の料理コーナーで人気が再燃しましたね。
このオリーブオイルが実は、整腸作用やダイエット効果を持ち、「自然界の下剤」と呼ばれるほど便秘解消に役立つことをご存知でしたか?その理由と効果的な飲み方について見ていきましょう。
便秘にオリーブオイルが効く理由
オリーブオイルの主な成分の「オレイン酸」は、不飽和脂肪酸で、常温で液体の油です。一方、バターやラードの常温で固体の油は飽和脂肪酸と呼ばれます。
オレイン酸は腸を刺激して、蠕動運動(ぜんどううんどう)と呼ばれる腸の働きを高めてくれるのです。オレイン酸によって刺激を受けた腸は、活発に動いて腸の中に溜まっている便を排出してくれます。
そして、オリーブオイルは腸で消化・吸収されにくく、腸の中に留まり、便に混ざっていきます。つまり余計な水分まで吸収されカチカチになっていた便を柔らかくし、便通をよくしてくれます。
腸で消化・吸収されにくいので、少量でも効果を発揮してくれます。簡単に言うと、オリーブオイルが腸の潤滑油になっているわけですね。
こうして腸の働きを高めていくことで、老廃物を溜め込まない体質になり、慢性的な便秘の解消も期待できます。一時的な効果でなく、長く続く効果があるのはうれしいですね。
便秘に悩む64人の方に、オリーブオイルを2週間摂取し続けてもらった結果、63人の方が便秘を解消したという報告もあります。便秘に悩む方にはおすすめですね。
オリーブオイルの効果的な飲み方
オリーブオイルがいくら健康にいいとは言え、がぶがぶ飲むのは考えもの。しかも、オリーブオイルは大さじ1杯で130kcalほどもあるハイカロリーな油です。オリーブオイルの特徴を捉えた上で、自分に合った飲み方を調節していきましょう。
健康維持のために飲んでいる方は大さじ1杯程度を摂取されているようですが、便秘を解消するためであれば、まずは大さじ1-2杯を目安に飲んでみましょう。
頑固な便秘でも効果が期待できますが、オリーブオイルの効果はゆっくりと表れてくるので続けることが大切です。ここで、重要なのはそのまま摂取することができる「エキストラバージンオリーブオイル」を飲むことです。
エキストラバージンオリーブオイルはオリーブを絞って濾過しただけの化学処理が行われていないオイルで、オレイン酸が多く含まれており、便秘解消には最も効果的です。
酸化したオイルや質の悪いオイルはかえって健康に害を与えてしまいますので、多少お値段は高くなりますがエキストラバージンオリーブオイルを選ぶようにしましょう。
摂取するタイミングについてですが、腸の働きが最も活発になる朝が一番効果的です。
だからと言って、朝食代わりにオリーブオイルを摂取することはやめましょう。腸は食べ物が入ることで働きますし、便も食べ物を摂取するからこそできるものなのです。
そのままオリーブオイルを飲むことに抵抗を感じる方も多いと思います。そこでおすすめしたいのが、他の食べ物に混ぜて摂取することです。
サラダや他のおかずにかけたり、味噌汁やジュース、スムージーに混ぜるのもおすすめです。
しかし、頑固な便秘に悩まされている方にぜひ試していただきたいのは、乳酸菌の豊富なヨーグルトにオリーブオイルをかけて食べることです。
ヨーグルトにも整腸作用、便秘解消の効果がありますので、オリーブオイルとの相乗効果でより効果が実感できると思います。
まとめ
うれしい効果をたくさん持っているオリーブオイルですが、ただただ闇雲に飲むのはおすすめできません。オリーブオイルが便秘を解消してくれるメカニズムを理解し、腸のコンディションを整えていきましょう。