
赤ちゃんの便秘には、月齢や食べ物など、様々な原因が関係しています。元気で食欲があり、スムーズに便が出る場合は、1-2日ほど出なくてもそれほど心配する必要はありません。
しかし、3日以上便が出なかったり、食欲がなかったりなど、赤ちゃんの便秘が長引くと、機嫌が悪くなるだけではなく、発熱や発疹など、他の症状が出現することもありますので、たかが便秘だとたかをくくらないでください。
ここでは、月齢別に便秘の原因と解消法をご紹介します。
新生児・乳児期の場合
この時期の赤ちゃんの便秘は、腸の発達の影響や授乳回数の減少によるものがほとんどで、便秘というよりは排便のペースの変化です。
しかし、母乳の量が足りず便の回数が減少したり、完全にミルクで育てている赤ちゃんの場合は、消化に時間がかかり便秘がちとなる場合があります。お腹が張って苦しそうな時は、マッサージが効果的です。
「の」の字マッサージ
赤ちゃんのお腹に「の」の字を書くように、おへそを中心に時計回りでゆっくりとお腹を撫でてマッサージしてあげましょう。
指先を使わずに、指全体、そして手のひら全体で優しく撫でるように、お腹に大きな円をゆっくり描くようにしましょう。
脚のストレッチマッサージ
赤ちゃんの太ももと膝で、赤ちゃんのお腹を押すようにマッサージする方法です。赤ちゃんを仰向けに寝かせ、両足首を優しく持ってあげて、左右交互に両足を動かします。
赤ちゃんの脚でお腹を押して腸を刺激し、便秘解消を促進します。お歌を歌いながらリズムに合わせて楽しくマッサージすることで、赤ちゃんも嫌がることなく、便秘を解消できるでしょう。
おしりのマッサージ
赤ちゃんの肛門の上あたりを指で押したり、軽く揉んだり、とんとんと優しくたたいてマッサージする方法です。爪が刺さったり、強く押しすぎたりしないよう気を付けてください。
また、ベビーオイルなどを含ませたベビー綿棒を、先の綿球が隠れる程度、肛門にいれて刺激する方法もあります。
体重が増加しないなど、母乳不足などが疑われる場合は、医師や保健師などの専門家に相談し、ミルクの量を調節するなどの対策が必要となります。
生後5〜8ヶ月の場合
この時期の赤ちゃんは、離乳食を始める頃です。母乳やミルクから離乳食に、食生活が変化すると、腸内環境が変化し、赤ちゃんの腸の中で便が溜められるようになってきます。
そのため、新生児・乳児期に比べて便の回数が減少します。また、母乳やミルクが減ることで、便の水分量が不足し、便秘が起こりやすい時期でもありますので、おむつ替えの際に便の状態をチェックすることが必要です。
対処法としては、離乳食と一緒に、母乳や薄めのミルク、麦茶などの赤ちゃん用飲料で水分を十分与えてあげるようにしましょう。便の状態を見ながら、離乳食の段階や、水分量を調節することが必要となります。
生後9〜11ヶ月の場合
食べたものの内容や量によって、便秘が起こりやすい時期です。食べる量が少なければ便の量も少なくなりますし、食物繊維の不足でも便秘が起こります。
また、よく食べていても水分不足により、便が硬くなって便秘がちになってしまったり、硬い便が赤ちゃんの肛門を刺激して痛くなってしまい、排便をすることが赤ちゃんにとってのストレスとなってしまう場合がありますので、食事・水分量に気を付けてあげることが必要です。
対処法としては、食べ物の工夫をしましょう。離乳食に、さつまいもなどの食物繊維を多く含んだ野菜や、ヨーグルトなどの乳酸菌を含んだ食べ物を加えてみましょう。
ハイハイや伝い歩きができるようになると、昼間積極的に体を動かすことで、腸を動かす環境をつくることができます。
また、赤ちゃんの体内で生活リズムが身についてくる時期でもありますので、食事や睡眠などの生活リズムを整えてあげることで、自然と排便リズムも整い、便秘も解消されるでしょう。
まとめ
多くのお母さんがお悩みの赤ちゃんの便秘ですが、月齢や食べ物、母乳やミルクなどのさまざまな原因によって引き起こされます。普段から赤ちゃんの様子をしっかりチェックすることが必要です。
しかし、これらの対策をしても便秘が解消されなかったり、便に血が混じるようなことがあったりする場合は、すぐに専門家の診察を受けることをオススメします。