女性に多い悩みである便秘。倦怠感や酷いときには吐き気も伴うこともあり、非常に辛いものがあります。便秘に悩んでいる人の中には、頭痛にも悩まされていることもあります。便秘と頭痛にはどのような寛解があるのでしょうか。
目次
便秘と頭痛の関係
普段はなんともないのに、便秘になるたびに頭痛も伴う場合があります。
一つには便秘になると、トイレで力み過ぎすことがあり、それが筋肉の緊張を引き起こすからと言われています。しかし、主な原因は、便秘そのものにあると言えます。
便秘になると、体の中でどのようなことが起きるのか、簡単に説明すると、まず便が非常に硬く小さくなり、腸の運動を阻害するようになります。
そのとき、腸内に腐敗ガスが溜まってしまうことも多く、そのまま体内に留まり続けていると、腸壁を通じて血中に腐敗ガスが溶け出していきます。
そうなると、ドロドロの血液になりやすく、疲れやすくなったり、体が怠くなってしまう原因にもなります。
そして血液がドロドロしているということは、血流が非常に悪い状態となっています。そうなると、脳への酸素供給が減少してしまい、頭痛を引き起こします。
便秘による頭痛の対処法
痛み止めを飲む
便秘によって引き起こされる頭痛は、痛み止めで一時的に症状を抑えることができます。
しかし、便秘を解消しない限りは、薬の効果が切れてしまえば、再び頭痛が引き起こされることになります。便秘は生活習慣を改善することで解消することが多くあります。
水分を充分に補給する
特に注意したいのが水分の補給です。ジュースやコーヒーなどの清涼飲料水では、余分な成分が入っているため、純粋な水分補給としては不十分なことがあります。
理想は水を飲むようにすることです。1日2リットルが水分摂取量の目安と言われていますので、これを参考に充分に水分の補給ができているかを確認しましょう。
体を動かす習慣をつける
仕事でデスクワークが多い人は、意識して体を動かすように心がけましょう。運動不足で便秘になるのは、筋力が低下してしまい、腸の運動量が減少するからです。
腸の運動が減ってしまえば、便などを排泄しづらくなるのは簡単に想像できることです。スポーツジムなどに通うなどと身構える必要はありません。
ストレッチなどの簡単な運動でも良いので、生活の中に取り入れるようにしましょう。効果としてはお腹に溜まっているガスが出やすくなることから実感していけるでしょう。
無理な我慢は必要ありません。出せるときに出すようにしないと、便秘は解消されません。
腸の運動を補助する栄養を取る
食生活の中で腸の働きを補助する栄養を充分に取っているかをチェックすることも必要です。食物繊維や乳酸菌といった腸の働きを助けてくれる成分は意識して摂取するようにしましょう。
現代人に不足しがちと言われているものですから、意識しないとなかなか十分な摂取量にならないのです。
睡眠を充分に取る
睡眠はストレスの原因にもなりますし、体内の調子を整えるためにも重要ですし、疲労回復には欠かすことはできません。
6時間以下の睡眠では、徹夜と同じような状態になると最新の研究で判明していますので、できる限り6時間以上の睡眠を取るようにしましょう。
まとめ
便秘を解消することで、頭痛を解消することができることもあります。便秘からくる頭痛でお悩みの方は記事の後半部分を参考にして改善してみてください。