
健康診断などで造影剤として使われるバリウム。おいしくない…という感想を抱きながらも、一生懸命飲む方が多いのではないでしょうか。このバリウム、実は便秘になる可能性があります。
検査のためとは言え、おいしくない上に、便秘が悪化したら大変ですよね。今回は、バリウムで便秘になる理由とその解消法についてご紹介します。
バリウムで便秘になる理由
バリウムは水に溶けづらく、消化・吸収されることなく腸へ運ばれます。
バリウムはそのままにしておくと固まってしまい、「腸閉塞(イレウス)」の原因となることもあるため、固まるのを少しでも遅らせるために、水分を多くとり、早めに対外に出す必要があります。
バリウム検査後に下剤が処方されたり、なるべく水分を多く摂るように指導を受けるのは、このためです。
バリウムで便秘になったときの解消法
バリウム検査後、白い便が出ないときはまず、水分摂取量を見直してみましょう。
成人の1日の水分摂取量の理想は1,500-2,000mLとされていますが、最低でもこれ以上の水分を摂取することをおすすめします。
また、便秘の予防法もかねて、アルコールやコーヒー、お茶などで水分を摂ることはおすすめしません。アルコールはバリウムを固める作用がありますので、より腸閉塞のリスクを高めてしまいます。
また、コーヒーやお茶には利尿作用のあるカフェインが含まれているため、せっかく摂取した水分が尿として出てしまい、便の中の水分が奪われてしまいます。
十分な水分を摂取しても、白い便が出ずに腹痛を伴っている場合には、冷たい水を多めに、できるだけ短時間で飲むと解消できる場合があります。
それでも出ない場合は、バリウムが固まってしまった可能性が高いです。固まったバリウムを無理やり出そうとすると、大腸の内部が傷ついたり、肛門が傷ついたりして出血してしまう恐れがあります。
無理に自分で出そうとせずに、病院に行って下剤を処方してもらうか、浣腸をしてもらうなど、処置を受け、医師の指示に従ってください。
まとめ
検査のために飲んだバリウムが腸閉塞というおそろしい病気の引き金となる場合があります。また、バリウムが腸の中で固まってしまうと、腸や肛門を傷つけてしまう可能性もあります。
健康診断で健康を害されては、元も子もありませんよね。しっかりと検査後にバリウムを排出する方法を確認し、できるだけ早く白い便を出すよう心がけましょう。