
小さい子どもは、まだまだ身体機能が未熟なため、よく体調を崩します。中でも腹痛はよくある症状ではないでしょうか?
腹痛には様々な原因、病気が関係しています。ここでは、幼児の腹痛が続く原因の中でも代表的なものをいくつか挙げていきたいと思います。
便秘症
幼児の腹痛の原因において、最も頻度が高いと思われるのは便秘です。幼児の頃は、まだ消化機能が完全に発達していないため便秘を起こしがちです。
便秘によって溜まってしまったガスや硬い便が腸管を刺激することによって腹痛を生じます。便秘による腹痛の場合は、数日間便が出ていないことに加えて、下痢や発熱を伴なっていないことが見分けるポイントです。
ウイルス性胃腸炎
代表的なものにノロウイルスやロタウイルスなどがあります。ウイルス性胃腸炎とは、ウイルスに感染することで胃腸に炎症を起こした状態です。
流行する時期があり、保育園や幼稚園、小学校などでは毎年恒例の病気で、昔からよく、お腹の風邪と言われているようです。症状としては、下痢や嘔吐から始まり、腹痛や発熱がそれに続きます。
細菌性胃腸炎
これは、主に食中毒と言われるものです。最近では、O157などが有名です。給食などから爆発的に集団感染を起こしたりします。症状としては、ウイルス性胃腸炎と同様に、下痢や嘔吐、腹痛や発熱があります。
ウイルス性胃腸炎との判別は素人では難しい場合もあり、またウイルス性胃腸炎とは治療法が異なること、乳児の場合は重症化しやすいこと、などの特徴があるため、医療機関への受診が必須です。
反復性腹痛
腹痛が3ヶ月以上も続いている場合、反復性腹痛と言われます。これは、内臓に原因があるものとないものに分類されます。
内臓に原因がある、器質的疾患としては、消化器の潰瘍や炎症、慢性の便秘などがあります。内臓に原因がない、非器質的疾患としては、心因性の腹痛が考えられます。これはストレスや緊張によるものです。
反復性腹痛は、主に臍を中心に痛みを訴えます。痛みの強さや持続時間に一貫性がなく、痛みがない日があるなどします。
腸重積症
幼児の中でも、特に2歳以下の乳幼児に起こりやすく、命に関わる病気です。多くは原因は不明とされていますが、腸管の一部が重なってしまうことにより、嘔吐や腹痛を起こします。
症状の現れ方に特徴があり、元気だった子どもが急に激しく泣いたかと思うと、しばらくするとおさまるということを繰り返します。放置してしまうと、腸管が破れて腹膜炎を起こしたりして、死に至ることもあります。
まとめ
幼児の腹痛は、頻度も多く、原因も様々なため、またかと思ったり、どうしようと焦ったりと、親も振り回されます。
一番大切なのは、日頃からお子さんの様子をよく観察し、いつもと何か違うと感じたらすぐに対処できるようにしておくことではないでしょうか。