やけどは誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。やけどをした部分がヒリヒリして痛み簡単には治まりません。
ヒリヒリした痛みがいつまで続くのか、治し方を知っておくとやけどを早く治すことが可能になります。ここでは、やけどのヒリヒリはいつまで続くかやその治し方についてまとめます。
目次
やけどのヒリヒリが続く期間
Ⅰ度熱傷
水ぶくれができないほどの軽度なやけどの場合は2~3日程で痛みは落ち着きます。病院受診の必要がないことがほとんどです。
Ⅱ度熱傷
水ぶくれができて、中に菌が入ると化膿します。2週間から1ヶ月痛みが続きます。必ず病院を受診しましょう。
Ⅲ度熱傷
皮膚自体が焼けてしまい、神経が機能していないため、痛みを感じることがありません。完治しても皮膚に痕が残ります。
早急に病院を受診しましょう。やけどで痛みを感じるのはⅠとⅡの場合です。Ⅲのように重症の場合は病院で手術を受けることになります。
やけどの治し方
やけどをした時の初期対応は大変重要です。初期対応をしっかりすることで完治するのが早くなります。やけどをしたらすぐに冷たい流水で患部を冷やします。
冷やしている時は痛みがありますが、15分以上は冷やしましょう。必ず流水で冷やすことが大切です。
服の上からやけどをした場合は、服を脱がずに服の上から流水をかけましょう。服を脱ぐと水ぶくれが破れてしまったり、皮膚がはがれてしまうことがあります。
この冷やすことをおろそかにすることで治りが悪くなり、ヒリヒリした痛みが長引きます。十分に患部を冷やしたら皮膚科を受診しましょう。ほとんどの場合は塗り薬が処方されます。
やけどをした時の注意点
- 水ぶくれは破かないように注意しましょう。水ぶくれは火傷をした皮膚を保護する役割があります。水ぶくれを破ると皮膚に痕が残ってしまします。
- 外用薬を自己判断で使用しないようにしましょう。また、必ず病院で処方してもらった外用薬を使用しましょう。
- 飲酒や喫煙はやけどの治りを遅くしてしまいます。やけどの治療中は控えましょう。
やけどの痕のケア
やけどをするとほとんどの場合は痕が残るため、適切なケアをする必要があります。
ビタミンCを多く摂取するようにしましょう
色素沈着を防ぎやけどの痕をきれいに早く治すことができます。ビタミンCが配合されているローションなどを使用すると効果的です。また、サプリメントで体内からビタミンCを摂取することもお勧めします。
患部を紫外線に当てない
やけどの痕には紫外線が大敵です。衣服等で紫外線を患部に当てないようにすることが大切です。又、外気に触れないようにしましょう。
清潔に保つ
患部を清潔にしましょう。水ぶくれに菌が入ってしまうと治りが遅くなって、痕が残る可能性があります。一日に何度か水ぶくれの上から消毒すると効果的です。
まとめ
やけどをしたらまずは冷やすことが大切です。やけどの治療は皮膚が再生することが重要で、新しくできた皮膚を保護することで痕が残らずに完治できます。応急処置をした後は必ず病院で受診をして、適切な治療を受けましょう。