普段、自分の足の裏ってあまり見る機会がないですが、痛いとか痒いなど何かしらの症状があるととても気になる場所ではあると思います。何かしらの違和感があり見た時に「水ぶくれ」が出来てたなんて事ありませんか?
歩くときには常に地面に触れる部位ですからとても気になるものです。そんな足の裏にできる水ぶくれの原因と処置について調べてみたいと思います。
どうして水ぶくれができるの?
一般的には水虫が原因である事が多いのですが、足に出来る水ぶくれの原因はそれだけではありません。マラソンやランニングなどの足の裏に強い負担がかかる運動を続けると水ぶくれが出来る事があります。
特に普段運動していない人が急に始めたり、新しい靴で走って靴擦れを起こした時に水ぶくれができやすいようです。
また、土踏まずの部分に水ぶくれが出来ていた場合、「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」が考えられます。これは足の裏だけでなく手のひらに膿が溜まった小さな膿疱が出来る病気で、たくさん、そして急激に数が増えるのが特徴の病気です。
なりかけに痒みを伴うため水虫を間違われる事が多いようです。金属アレルギーやビタミンの一種ビオチンの不足などではないかと言われていますが原因ははっきりとしていません。
対処法は?
水ぶくれへの対処は原因によってその方法を変えて行く事がおすすめと言えます。まず、水虫が原因の場合は専用の薬を塗るのが一番です。
水虫は痒みがつらい症状の1つですので、薬を塗ることで症状を抑え、掻いて広がることを防ぐ事ができます。他にも清潔に保ちできるだけ乾燥させるなども治癒を早める事になります。
運動によって出来た水ぶくれはとにかく痛いですが、無理につぶしたりせずに自然に良くなっていくのを待ちましょう。出来るだけ足に負担がかからないように履物などに気をつけ、激しい運動は避けるようにしましょう。
水ぶくれは潰しても大丈夫?
さて、できた水ぶくれは潰していいかどうかという事が迷うところだと思います。水ぶくれは基本的には衛生面や感染の危険から見て、潰さずに放置するのが望ましいとされていますが、足の裏に出来た水ぶくれに限っては潰したほうが良いと言われています。
足の裏の水ぶくれは歩くことで気づかない間に潰れてしまう事が多く、そこから細菌が入り感染症を起こす危険があるからです。
それでは、足の裏の水虫はどうやって潰すのが良いのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
用意するもの
- 縫い針
- 消毒液や熱湯
- 清潔なガーゼが布
- サランラップ
- サジカルテープ
やり方
- 縫い針を消毒液で拭く
- 縫い針で水ぶくれの中心を刺す
- 出てくる水ぶくれの液を清潔なガーゼ等で吸い取る
- 液が出なくなったらサランラップをのせてサジカルテープでしっかりとめる
- しばらくしてラップに液がついてきたら新しいラップに取り替えてテープで止める
以上の手順で、少し痛いですが、頑張ってやってみましょう。
まとめ
適切な処置で一旦治ったと思っても原因となっている事を解決しなければ、また水ぶくれは再発します。足への負担や衝撃が原因であったという事も多く、靴の選び方に気をつけたり過度な運動を避けるという事も大事です。病気が原因の場合は専門医を受診して再発させないようにしっかりと治療しましょう。