
何の気なしに耳の後ろを触ってみたら、ポッコリと腫れていた、なんてことはありませんか?2-3日で自然に小さくなってくれば問題ないのですが、触ると痛むとかだんだん大きくなってくるようなら心配です。
耳の後ろのしこりはどうしてできるのか、そのまま様子を見ていて良いのか、それとも早めに病院へ行って治療した方が良いのかを様々な角度から調べてみました。
粉瘤
「アテローム」と呼ばれることもあります。耳の後ろのしこりの中で、1番多く見られます。皮膚の毛穴の奥に袋状になっているところがあり、そこに垢などの老廃物が溜まってできるしこりです。
触っても痛みは感じませんが、押すと痛むことがあります。自然になくなることはあまりなく、反対に少しずつ大きくなっていきます。
皮膚科か耳鼻科で診てもらった方が良いでしょう。皮膚を切開して老廃物を出す処置をすることが多いのですが、何度も繰り返す場合は、袋を切除する手術を行います。
リンパ節炎
人の体には、約800ものリンパ節があります。リンパ節とは、血液とともに全身を巡っているリンパ液の関所のようなところです。
リンパ節は体全体にありますが、表面近くにあるのが、首筋や足の付け根なのです。そのため、体のどこかで炎症が起きると、その部分が腫れやすくなってしまうのです。
ただの炎症での腫れならば、ピークを過ぎると小さくなります。また、リンパ節炎のしこりは弾力があり、触るとグリグリ動くのが特徴です。
肉芽
金属製のピアスを付けると、肉芽というしこりが出来ることがあります。異物が体に入ると免疫機能が働いて炎症反応を起こし、異物を排除しようとします。
ピアス自体は、ウイルスや細菌ではないので、肉芽を形成してしまうのです。
対処法としては、「ピアスを金属製で無い物に替えてみる」、「穴を1度塞いで再度、専門医で開けてもらう」などです。肉芽が出来たら、皮膚科か形成外科で切除してもらうのが良いでしょう。
悪性腫瘍
稀にですが、耳の後ろに悪性腫瘍ができる場合があります。
- しこりがだんだん大きくなる
- 弾力がない硬さ
- 触っても動かない
- 痛みを感じない(痛むこともある)
痛風
血中の尿酸値が高くなり、尿酸が結晶化して、しこりができます。体の末端部分は血行が悪くなるので、足の親指や耳にしこりができやすくなります。
流行性耳下腺炎
いわゆる「おたふく風邪」です。耳の後ろが腫れて、痛みを感じます。大人が感染すると子供より重症化するので注意が必要です。
まとめ
今回は、耳の後ろのしこりの原因について見てきました。どのような場合でも、自己判断せずに一度は病院で診てもらいましょう。