
咳が症状として表れる病気は数多くあります。肺炎や結核、喘息など様々です。中にははっきりとした異常が見られないにも関わらず、喉に違和感があり、咳を伴う病気もあります。そのような症状が見られる病気にはどのようなものがあるのでしょう。
ストレスが原因の場合
喉の粘膜が炎症を起こしている、声帯にポリープができているなどはっきりとした症状が見られないにも関わらず、喉に違和感があり、咳が出る場合にはストレスが関わっています。
喉の周辺には多くの神経が集まっており、自律神経もその一つです。自律神経には交感神経と副交感神経があります。
そして、緊張状態になると交感神経が優位になり、リラックスすると副交感神経が優位になることは多くの人が知っていることでしょう。
強いストレスを感じると、自律神経が乱れて、喉に違和感が生じることがあります。
この場合、粘膜が炎症を起こしているなどの症状が見られることは少なく、いくつもの病院で検査を受けても病気が見つからないということも起こりえます。
ヒステリー球の可能性
ストレスが原因で喉に違和感があるときは、ヒステリー球が考えられます。ヒステリー球とは、息苦しさや異物感を喉に感じるストレス性のもので、自律神経が乱れていると起こりやすい症状です。
対策としては、リラックスするよう心がけることが唯一の方法となります。リラックス方法は十人十色でしょうから、これ効果的と明確に言うことはできません。
薬で緊張感を和らげる方法もありますが、基本的には自分なりのリラックス方法で緩和させるのが効果的とされています。
逆流性食道炎の可能性
逆流性食道炎とは、食後に胃酸などが逆流して食道に達し炎症を起こす病気です。多くの場合、食道と胃袋の入口付近が炎症を起こしていることが多いので、喉に炎症が見られることはありません。
逆流性食道炎もストレスが原因で引き起こされることが多く、免疫力の低下や粘膜が弱っていくことがあります。
内科的な治療で炎症を抑えることができますが、主な原因がストレスであるため、どのように解消していくかがこの病気の重要なポイントとなります。
最後に
喉に違和感があり咳が長引いていても風邪が治っていないと勘違いしがちですが、風邪が原因の咳は薬を飲めば、1週間ほどで治ります。
それに比べ、ストレス性の喉の違和感や咳は、薬も効果がなく、かなり長期にわたり治らないことが特徴です。また、違和感があるところに症状が見られないということも共通して見られることです。
内視鏡などの検査を受けて異常が見られないならば、心療内科や精神科などを受診する必要があります。いたずらに長引かせずに検査を受けて適切な処置を受けるようにしましょう。