
足首の捻挫はちょっとしたことで起きてしまいます。スポーツをしている人はもちろんですが、普段の日常生活の中でも簡単に起こりえます。
段差を踏み外した、庭の玉砂利の上でバランスを崩した、久しぶりに履いたかかとの高い靴でコケてしまった…などほんの些細なことで捻挫してしまうのです。
たかが捻挫、骨折していないから大丈夫、と思っていませんか。応急処置を誤ると完治まで思わぬ長い時間がかかってしまいます。後遺症を残さないためにも、正しい知識が必要です。
目次
捻挫の症状
足関節は、内返しと外返しの2つに分けられます。捻挫する場合はくるぶしを外側にひねる内返しがほとんどです。
軽度の場合
- 靭帯が伸びている。
- 少し腫れがある程度。
- 痛みも軽い。
- 少し歩きにくい。
中度の場合
- 靭帯が部分的に切れている。
- かなりの腫れがある。
- 体重をかけるのがつらい。
- 普通に歩けない。
重度の場合
- 靭帯が完全に切れている。
- 内出血がひどい。
- 足関節の全体が腫れる。
- 痛みがひどく歩けない。
捻挫の治療法
軽度の場合
とにかく安静にして足首を冷やすことです。軽い捻挫で歩けるから大したことがないと自分の誤った判断でそのままにしておくと、間接に無理な力がかかり靭帯などの組織を傷つけてしまいます。スポーツをしている人は早めに休んで安静を心がけましょう。
中度・重度の場合
応急処置をしてから迷わず整形外科を受診してください。捻挫の応急処置は「安静(Rest)」、「冷却(Icing)」、「圧迫(Compression)」、「拳上(Elevation)」です。
この4つの頭文字を取って、RICE法と言います。症状が軽度〜重度のどの段階でも、応急処置のRICE法をしてください。ちなみに「拳上」とは、持ち上げておくことです。
捻挫の後遺症
通常捻挫の痛みと腫れは3日程度で消えてきます。するとすぐにスポーツをはじめてしまったり普通に歩いたり走ったりしてしまう人がいます。
RICE法を怠ると関節が固くなり、後遺症が残りやすくなってしまいます。軽度の場合でも完治までには2週間近くかかります。その間RICE法をきちんと続けることが大切です。
中度や重度の場合はRICE法をしながら整形外科などの医療機関で適切な治療を最後まで受けてください。捻挫後遺症は、完全に治癒していないのにスポーツに復帰してしまうことが大きな原因です。
通常は靭帯が切れていても5-7週間で完治しますが、治療を中断すると骨折より長い時間、数ヶ月もかかることがあります。
少し良くなったからと勝手に受診するのをやめないで、最後のリハビリまでしっかりすることで捻挫後遺症を防げるのです。
捻挫のテーピング
テーピングには捻挫した患部を固定して圧迫し、再発を防止する効果があります。正しいテーピングの方法はなかなか難しいので、自分ひとりで巻くのは無理があります。
はじめての場合は巻き方を知っている家族や友人、コーチに手伝ってもらいましょう。また、スポーツインストラクターや整骨院でも巻いてくれます。誤った方法だと悪化する場合もあるので注意が必要です。
用意するもの
- テーピングテープ
- アンダーラップ
- 粘着スプレー
- カット綿(必要に応じて)
テーピング法一覧
アンカー
テーピングの土台となる巻き方です。詳しくは動画をご覧ください。
スターアップ
足首の内側から足の裏を通って外側へ引っ張るように貼るテーピングです。
ホースシュー
スターアップと交差するように足首の内側からアキレスけんを通って外側にに半周だけ巻く方法です。
バスケットウイーブ
スターアップ+ホースシューを3回繰り返す巻き方です。
その他
上記の巻き方以外にも、
- サーキュラー
- フィギュアエイト
- ヒールロック
といった巻き方があります。
まとめ
今回は、足首の捻挫の後遺症とテーピングでの簡単な巻き方について解説してきました。捻挫をしてしまった時は、応急処置が意外に大事だったりします。
ですので、もし、足首を捻挫してしまった際には、この記事を参考にしていただければと思います。