
お腹の痛みの中でも、右下腹部がチクチクと痛む時にはなんらかの病気かもしれません。いつもと違う違和感を感じる時には、早めに専門医を受診しましょう。右下腹部の痛みから考えられる病気をいくつか見てみましょう。
急性虫垂炎
急性虫垂炎とは、小腸から大腸に変わる部分の最端部にある盲腸の先にある虫垂という部分が何らかの原因で閉塞してしまい内部で細菌が増殖し炎症が起きている病気のことです。
盲腸炎としても知られていて、放置すれば虫垂壁に穴が開いてしまい、腹膜炎を起こし危険な状態になることもあります。
急性虫垂炎になると、最初にみぞおちのあたりが痛くなり次第に右下腹部に痛みを感じるようになります。また37-38℃の発熱や吐き気や嘔吐なども伴います。
症状が進み、腹膜炎を起こすと腹部全体に強い痛みを感じることもあります。早期に専門医を受診することが大切です。
尿路結石
尿路結石とは、泌尿器である腎臓・尿管・膀胱・尿道のどこかに結石ができることにより、血尿や尿が出ないといった症状の出る病気です。
結石がある場合、多くは脇腹から下腹部の激痛が伴うことが多く、その後背中や大腿部にまでいた意味が広がります。痛みに強弱の波があるのも特徴です。右側の尿管が詰まると右下腹部に痛みが生じます。
突然、つき刺すような激しい痛みが起こる場合が多いのですが、稀に痛みがないケースもあります。吐き気などが生じることもあります。
大腸憩室炎
大腸憩室炎とは、大腸の壁の一部が外に飛び出した部分である憩室に便が詰まるなどして炎症を起こす病気のことです。
腹痛や発熱などを伴い、下血が見られることもあります。この憩室には先天性のものと後天性のものがありますが、ほとんどは後天性のようです。
食事の欧米化などで食物繊維が減少していることも原因の1つと見られています。
便秘が続くことで腸の筋肉が厚くなり腸内部の圧が上がり、筋肉がなく弱い部分から粘膜が飛び出てしまうために憩室ができます。
軽症の憩室炎であれば、消化の良い食事をとって抗生物質を内服すること回復に向かいます。重症であれば手術の必要なども出てきますので、早めに専門医に相談しましょう。
まとめ
右下腹部がチクチクと痛む症状には、放置しておくと危険な状態になるものあります。女性の場合には子宮や卵巣などの病気も考えられます。日頃と違う痛みがある場合には早期受診を心がけましょう。