
喉が詰まる感じがして、悩んでいる人は少なからずいます。病院へ行って診察を受けても異常が見つかることはなく、途方にくれてしまう人もいるのではないでしょうか。そのような症状が出た場合には、診断科目はどこになるのか紹介します。
喉について
「喉」に関して抑えておきたいポイントがあります。それは「喉にはさまざまな神経が集まっている」という事です。
脳から首を通って身体のさまざまな場所へ神経がわたっているのですから、当然のこととも言えます。そこで重視して欲しいのが、交感神経と副交感神経も喉の周辺に集まっているという事です。
緊張状態になると交感神経が優位になり、リラックス状態になると副交感神経が優位な状態になることは知られていると思います。
交感神経や副交感神経は自律神経の一つに分類されており、ストレスの影響を大きく受けています。
違和感の原因はヒステリー球
ストレスによって自律神経が乱れると、息苦しさを感じたり、何かが喉に詰まっているような感覚がつきまとうことがあります。
これは「ヒステリー球」と呼ばれる症状で、咽頭科などを受診しても、異常が無いと診断されることが多くあります。
実際に喉が炎症を起こしているわけではないので、異常らしい異常は発見されません。その場合は、心療内科や精神科などの心理系の診断科目を受診する必要があります。
ストレスが原因の場合も
咽頭科を受診しても異常がない場合は、ストレスによって違和感が引き起こされていることが考えられます。
先に触れたように、喉は神経が集まっていますので、ストレスを強く感じているならば、喉に違和感が出やすくなります。
身体が緊張状態になっていてストレスとなっているならば、リラックスするように心がければ自然と症状は緩和していくでしょう。
しかし、自律神経失調症などの場合は、交感神経や副交感神経のバランスが乱れている状態ですので、自分なりの方法でそれを正していくのは非常に困難になります。
風邪を引いた覚えもなく喉に違和感がある場合は、ストレスが溜まっていることが多くあります。
自分なりのストレス解消法で効果が見られない場合、自律神経失調症やヒステリー球になっていると考えられますので、早いうちに適切な診療科目を受診するようにしましょう。
最後に
ストレス以外が原因で何らかの喉に何らかの異常をきたしているならば、咽喉科などを受診すると早期に病気が発見できます。ストレス由来の喉の違和感は咽喉科では異常が見られないことが多くあります。
また、咽喉科で異常が見られたとしても喉の炎症などが長期にわたって治らない場合は、心療内科や精神科などの心理系の診療科目を受診して適切な処置を受けましょう。
心因性の病気は、治癒までに長い期間を必要とすることがほとんどです。早い段階での受診が早期治療への近道です。さまざまな病院へ行っても異常がないならば、受診科目を見直しましょう。