鼻水が頻繁に出ると集中も乱されますし、精神的なストレスも非常に大きくなりますよね。しかも、その状態が片方だけの場合は、さらに気になるでしょう。
このようなとき、とくに風邪を引いた覚えが無いことも多いので、どのような対策をしたら良いのか気になる人もいるでしょう。片方からだけ鼻水が出る原因と、その対策について紹介します。
そもそもなぜ鼻水が出るの?
鼻水が果たしている役割は、外から侵入する異物の排除、体温調整などを担っています。熱い食べ物を口にしたあとで鼻水が出やす行くなるのは、上昇した体温を調節するためです。
このときの鼻水はサラサラとしていることが多くあります。また辛いものなどの刺激物は異物として感知されやすいので、それを排除しようと鼻水が出ることもあります。
また花粉やハウスダストなどアレルギーが原因で鼻水が出ることもあります。これは外から侵入する異物を排除しようとして起きる反応で、体温調整と同じようにサラサラとしていることが特徴です。
風邪や病気などの場合は、原因となるウイルスや細菌の死骸が含まれていることもあり、膿んだ鼻水になります。黄色っぽくなりますし、粘着性も強いので、鼻づまりの原因になります。
感染した細菌の種類によっては緑色のような鼻水になることもあります。
片方だけ鼻水が出るのは?
花粉症や風邪を引いた場合でも、鼻水は両方から出る傾向があります。しかし、鼻の構造は個人差があり、とくに鼻腔や鼻中隔(びちゅうかく)は均等でないことも多く、狭いほうに鼻水がつまってしまいます。
狭いほうの鼻づまりが解消されたら、反対側に溜まっていくこともあるので、片方だけ、もしくは交互に鼻水が出るのは、鼻の構造によるものです。
鼻水や鼻づまりを解消するには
鼻水や鼻づまりの解消をするには、原因となっているものを排除することが一番です。風邪ならウイルス、病気なら細菌、アレルギー性ならアレルゲンを遠ざけることが一番いい方法です。
そのためには薬を服用することが最善ですが、アレルギー性の場合は市販薬で対応できてもウイルスや細菌感染は市販薬で対応しきれないこともあります。
薬の効果が無いのに鼻づまりを放置してしまうと副鼻腔炎などの病気を引き起こしてしまいます。
俗に言う蓄膿症で、溜まった鼻水が喉を通っていくので、痰と勘違いすることもあります。副鼻腔炎などになった場合は、病院で適切な処置を受けないと治りません。鼻づまり解消方法には薬の服用以外にもいくつかあります。
例えば鼻周辺を温かいタオルで包むことで血流を活性化させて鼻水を押し出させる、つまっている鼻の穴と反対側の脇をこぶしやペットボトルで圧迫することで自律神経を刺激して、鼻水排出を促すなどの方法があります。
まとめ
今回は、片方からだけ鼻水が出る原因や対策についてまとめてきました。もし、今回紹介した解消法を試してみて、効果がない場合は耳鼻科へ相談するようにしましょう。