指がほっそりとしてアクセサリーをすると華奢に見えていいな……。そんな憧れをもつ女性は少なくありません。
しかし、一方で意図していないのにもかかわらず、指がなんだか痩せてきたなあと感じている方もいらっしゃると思います。なにか骨や神経にかかわる病気が背景にあるのではないかと心配になることでしょう。
そこで今回は。指が細くなってしまったときに考えられる原因をご紹介したいと思います。
指が痩せることで考えられる原因は?
指は日々の生活で一番と言ってもよいほどよく使う体のパーツの一つです。したがって、生活を営んでいれば、指には自然と筋肉がつき、関節まわりは太くなるなどの自然な自分の生活に準じた形に成長するのが自然です。
しかし、一方で痩せてきたというのにはやはりなにかしらの原因が考えられます。以下に指が痩せることで思い浮かぶ背景を挙げてみたいと思います。
体重減少に伴う痩せ
栄養不良、ダイエット、ストレス、消化不良、食欲不振などなどさまざまな要因によって体重が減ると、最初は脂肪分の多い胸やお尻などから痩せていきますが、それに伴って指に付いている脂肪も減少していきます。
とくに過度なダイエットをしている方は減る脂肪分が減ってくることで、元からそんなに脂肪の付いていない指からも脂肪が失われ行くことが考えられます。
手根管症候群
手の神経は束となって存在します。この神経がなんらかの原因によって圧迫されることで指の痩せが起こることがあります。痩せほかにもしびれや痛みを伴うことも少なくありません。
へバーデン結節
原因は未だわかっていませんが、40代以降の女性に多くみられ、第1関節付近で指の変形にともなって、関節の動きが悪くなったり、強い力が入れにくくなったりするなどの症状がみられます。また、指に力が入らないことで指の筋肉が落ち、指が痩せるという症状がみられる方もいます。
パセドウ病
パセドウ病は甲状腺ホルモンが体内で過剰につくられてしまう病気を指します。発症の割合は女性4人に対して男性1人と比較的女性に多く見られる甲状腺の病気です。
原因としては、元から存在する自己免疫力がなんらかの原因によって自身の体に対しても抵抗しようとする作用が起きてしまうことで、甲状腺ホルモンが多く分泌されてしまうことで生じます。
症状としては、甲状腺腫や、眼球突出、動悸などのほか、食欲がありよく食べるにもかかわらず痩せていくという症状がみられます。この痩せにしたがって指もともに痩せていくということがみられます。
まとめ
指がなんだか細くなってきたと感じたら、なにか悪い病気なのではないかと心配になってしまいますよね。
背景には指の病気というよりは体全身にかかわる病が関係していることが多いので、指痩せ以外に不調はないかなど思い返してみてください。そして思い当たるようでしたら、総合内科のある病院にて検査してもらうことも一手です。