
唾液には口の中を守る大事な働きがあり、分泌量が少ないと様々なトラブルの原因になる場合があります。
時間帯や気温、湿度、心理的な要因でも唾液の量は変化し、増えたり減ったりするものなのですが、極端に唾液の量が少ない場合どういう事が考えられるのでしょうか。
その原因や病気の可能性などについて調べていきましょう。
唾液が少ない原因
普段あまり意識していない唾液ですが、1日に1ℓくらいの量が分泌されています。
それがきちんと正常に出ていないと口の中が乾燥しやすい状態になり口の中が常にネバネバしたり、口臭や虫歯の原因になったりします。
唾液の量が減る原因にはどのような事があるのでしょうか。
口呼吸
人の体は鼻呼吸する事で外気の細菌やチリやほこりが体内に入る事を防御しています。
しかし、口呼吸をしているとこれらの異物が難なく体内に入ってしまったり、口の中が乾燥し元々存在している唾液量が少なくなってしまいドライマウスと言われる状態になります。
咀嚼の回数の少なさ
唾液は食べる時の咀嚼によって唾液腺を刺激し、分泌が促進されるように出来ています。
そのため食事の時の噛む回数が少ないと唾液がたくさん分泌されないので唾液が少ないと感じる事があります。
自律神経の乱れ
自律神経は人の体の生理作用を調整する役割をもった大事な神経です。
日頃のストレスなど何らかの理由で自律神経が乱れ副交感神経より交感神経の方が活性化すると、体が緊張状態になり唾液の分泌が抑制されてしまいます。
薬の副作用
薬の副作用の中で唾液の分泌量の減少というものがあります。
経験のある方も多いと思われますが花粉症の薬、風邪薬、高血圧の薬、腹痛薬の中に唾液の分泌量を抑えるという副作用があるので口の中が乾いた感じになるのです。
唾液の量が減る病気「シェーグレン症候群」
「シェーグレン症候群」は唾液腺や涙腺などの外分泌腺に慢性的に炎症が起こり、唾液や涙の分泌が低下する自己免疫性疾患の1つです。発症比率は圧倒的に女性に多く50歳代にピークがあります。
唾液腺に石や腫瘍ができる、「唾石症」や「唾液腺腫瘍」という病気もありますので、口の渇きの他に症状がないか注意しましょう。
また、肝硬変や糖尿病によって唾液の量が減り、口の中が乾燥するという症状が出る事もあります。
まとめ
唾液が少ないと感じた時、日常生活の中でできる予防習慣があります。水分を多めに摂る、口呼吸になっていないか気を付ける、咀嚼回数を増やす、ストレスを上手に発散するなど、実践してみると良いでしょう。
病気が原因になっている場合は耳鼻咽喉科など専門の医療機関での診察や検査、治療が必要になってきますので、気になる症状が続く時には我慢をしないで病院を受診するようにしましょう。