
涙は嬉しい時、悲しい時、感動した時など、気持ちが高ぶった時に自然に流れ出ます。感情の変化によリ涙が出ること以外にも、目に異物が入った時やあくびをした後にも涙は出ます。
どちらも、健康な人の反応なのですが、その他にも病気で涙が出て止まらないということがあります。今回は、その病気によって涙が止まらない原因について考えてみました。
目次
涙の仕組みと役割
涙はまぶたの上の外側にある涙腺で作られます。分泌された涙は目頭にある涙点から入り、涙小菅を通って涙嚢と呼ばれる涙の袋に入ります。そこから鼻涙管を通って鼻に抜けるのです。
殺菌作用
常に一定の新鮮な涙を分泌し続け、細菌の感染などを防ぎます。
目の潤いを保つ
目の表面が乾かないように、潤いを与えています。
栄養・酸素を補給する
目に大切な栄養や酸素を、涙によって補給します。
涙が止まらない原因一覧
流涙症
涙が流れる道のことを涙道と言います。涙道は涙と一緒に汚れが流れているところなどで、細菌感染などにより炎症が起きると、涙道が詰まってしまいます。すると流れが悪くなって、目の中に涙が溜まり止まらなくなるのです。
主な原因には下記のようなものが挙げられます。
- ドライアイ
- アレルギー性結膜炎
- 結膜弛緩症
- 顔面神経麻痺
ここからは、それぞれの病気について詳しく見ていきます。
ドライアイ
目が乾くイメージのドライアイですが、涙が十分に出ている人でもドライアイの可能性があります。高齢者に多いイメージですが、パソコンやスマホなどを使う頻度が高い若い世代の人たちにも、ドライアイの症状が見られます。
目が乾くという他にも、ゴロゴロする、視力が落ちる、外光や電気の灯りなどの刺激で涙が止まらない、視界ががすんで見えにくいなどの症状が出ます。
また、ドライアイについては、こちらのページでも詳しく紹介しています。
アレルギー性結膜炎
花粉や家のほこりやダニが原因でアレルギー反応が出て、目がかゆくなったり、涙が止まらなくなったりします。また、アレルギー性結膜炎については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
結膜弛緩症
加齢により結膜部分がたるみ、下まぶたが盛り上がって涙点を塞ぎ、涙をせき止めてしまいます。すると目の中で涙が溜まり溢れてしまうのです。
顔面神経麻痺
ヘルペスウイルスなどのウイルスが原因で、顔面神経麻痺が起こると顔が歪んだり、口やまぶたが閉じなくなって涙の分泌が過剰になり、涙が止まらなくなることがあります。
目に異物が入ったとき
目や鼻などに異物が入ると、それを排除しようとする体の防御反応が起きます。それにより、涙や鼻水などが増えて、異物が出るまで止まらなくなるのです。
逆さまつげなどがあると、常に異物が触れているので涙の分泌が増えてきます。大人ばかりではなく、赤ちゃんにもみられることがあります。
心の病気
うつ病や統合失調症など心に病を抱えていると、落ち込みが激しくなり涙が止まらなくなってしまいます。
訳もなく涙が止まらなくなったり、夜になると小さなことで気分が沈んで涙が出てしまうときは、無理や我慢をしないで、カウンセリングを受けたり誰かに話を聞いてもらったりしましょう。
病院でお薬を処方してもらうのも、ひとつの手段だと思います。周りの人たちの理解と協力が必要です。身内や近しい人が何かおかしいと感じたら、声をかけてみてください。
また、うつ病については、こちらのページでも詳しく紹介しています。
まとめ
いずれにしても、病気が原因の場合は早めに病院で診察してもらいましょう。大切な目を守るために、日ごろからからだの変化に注意してみましょう。何か違和感を感じたら、迷わず病院へ行きましょう。