カビ取りに効果があるものにアルコールがありますね。このアルコールはカビを防ぐ「防カビ剤」としても効果を発揮するのでしょうか?今回は、防カビ剤にはアルコールが効果とおすすめの使い方についてまとめています。
アルコールは防カビ剤として効果があるのか?
ネット上では賛否両論、意見が分かれるところですが、TV番組はなまるマーケットの冬のカビ対策に興味深い内容がありました。
「(株)リースキン西東京」のお掃除プロ遠藤さんが、カーテンのカビ対策として挙げた「消毒用アルコール(エタノール)」です。
清掃後にカビの胞子が「1940個から140個に減りました」というデータが出ていました。アルコールにはカビのタンパク質を分解して殺してしまう殺菌効果がある!とのこと。
これは信ぴょう性高い情報ですね。結論としては、アルコールは防カビ剤として効果があると言えるでしょう。
防カビ剤利用としての使い方は?
アルコールといっても、利用するのはドラッグストアなどに売っている「エタノール」です。エタノールにも2種類あるのですが、そのまま直接吹きかけるわけではありません。詳しく見ていきましょう。
エタノールの種類
- 無水エタノール(99%エタノール)
- 消毒用エタノール(無水エタノールを80%に薄めたもの)
薄めて利用する
エタノールをそのまま吹くかけるのは濃すぎて吹きかけた箇所を痛める可能性があるので薄めます。
- 無水エタノール:水=6:4
- 消毒用エタノール:水=8:2
この比率をスプレーに入れて目的の場所へ吹きかけるのがおすすめの使い方です。
防カビ剤として使うときの注意点
アルコールを防カビ剤として使用する場合は、下記のことに注意しましょう。
- 火のそばでは使わない
- 換気を十分にして使用する
- 小さいお子様に十分注意する
また、以下の箇所は目立たないところに使用しましょう。
- 水性ワックス、ペンキ、ニスなどの塗装してあるところ
- アクリル製プラスチック部分
- 白木や桐でできた家具
- 絹
まとめ
防カビ剤としてアルコールはカビの胞子を減らす殺菌効果があります。おすすめの使い方はスプレーに水とまぜたアルコールを吹きかけるものですが、使用するアルコールによって薄め量が違うので注意が必要です。
以上、アルコールを防カビ剤として使うのは有効であることがわかりました。ただ、他にも効率的な方法があるのでカーテンなど洗うのが面倒なものなどに利用することが良いです。