風邪の初期症状には喉の痛み、くしゃみ、鼻水、鼻づまりと言った症状があります。このような風邪症状は早めに対処することで症状の進行を防ぐことができます。
風邪薬は多くの種類がありますが、今回は風邪のひき初めに効き目の良いパブロンSゴールドW錠の効果や副作用について解説します。
効果
パブロンSゴールドW錠は、6種類の有効成分を含んだ風邪薬で、喉の痛みや咳、痰、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、悪寒、発熱、頭痛、関節や筋肉の痛みなど風邪の症状に効果があります。
アンブロキソール塩酸塩は咳の原因となる痰を取り除く作用があり、L-カルボシステインは気道の粘液や粘膜を修復して痰を出しやすくしてくれます。
ジヒドロコデインリン酸塩は咳が起こる中枢に働きかけ咳が出るのを抑えてくれます。アセトアミノフェンは解熱鎮痛作用で熱を下げて頭痛や喉の痛みなど炎症を取り除いてくれる働きがあります。
クロルフェニラミンマレイン酸塩はヒスタミンの受容体に作用してくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を緩和してくれます。また、リボフラビンはビタミンB2の成分で風邪をひいた時に失われやすいビタミンを補ってくれる作用があります。
8歳以上から内服可能で8歳〜14歳までは1回1錠、15歳以上は1回2錠を1日3回内服することで症状が和らぐでしょう。食後30分以内に内服することで、胃に負担がかからず、また薬の効果も得られやすくなります。
副作用
パブロンSゴールドW錠は副作用の少ない風邪薬ですが、注意を守って内服しましょう。
主な副作用としては、皮膚の発赤や発疹、痒みや消化器系では吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胃痛、腹痛、胸やけ、腹部膨満感などが見られることがあります。
また、便秘や口の渇き、眠気、めまい、しびれ感、排尿困難、浮腫み体温低下などが見られることもあります。このような症状が見られたら内服を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。
重篤な副作用は稀ですが、内服してすぐに皮膚に痒みや蕁麻疹、声のかすれ、くしゃみ、喉の痒みや息苦しさ、動悸、意識混濁などショック(アナフィラキシー)の症状に注意するようにしましょう。
他に皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)や中毒性表皮壊死融解症では高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、喉の痛み、皮膚の広範囲にわたる発赤や発疹など症状がないか状態を観察しましょう。
肝機能障害や腎障害などは発熱、全身倦怠感、身体の浮腫みや食欲不振、黄疸、尿量減少などが特徴的な症状です。間質性肺炎や喘息などの症状にも注意して空せきや発熱、息切れ、喘鳴など見られたら医師の診察を受けるようにして下さい。
解熱鎮痛剤で喘息を起こしたことがある方やアレルギーのある方は内服できませんので注意しましょう。妊娠中や妊娠の可能性のある方、持病のある方は医師の指示に従い内服して下さい。
まとめ
風邪をひかないためには規則正しい生活や栄養良い食習慣を送ることが大切です。風邪をひいてしまった時は早めに常備薬で対処することで症状の悪化を防ぐことができます。パブロンSゴールドW錠は8歳以上から内服可能なので家庭の常備薬としておいておくと安心です。