「酒は百薬の長」と言われていますが、飲み過ぎはよくありません。わかっていてもお酒が好きな人や付き合いでお酒を飲む機会が多い人にとっては、適量を守って飲むというのは意外と難しいのかもしれません。
アルコールは肝臓で分解されるので、お酒を飲み過ぎると肝臓に負担がかかります。肝臓が弱ってくると、体がだるい、やる気が出ないといった症状がでてきます。
今回は、そんな弱った肝臓におすすめのヘパリーゼEXの効果や副作用について解説していきます。
効果
ヘパリーゼEXには、哺乳動物の新鮮な肝臓を分解した「肝臓水解物」が主成分として配合されているので、肝臓を構成するタンパク質の原料を効率よく摂取することができます。
滋養強壮、胃腸の調子が悪いときや病中病後、肉体疲労時、妊娠授乳期などの栄養補給や虚弱体質の改善に効果があります。
用量用法ですが、成人(15歳以上)は、1回2錠を1日3回服用してください。糖衣錠なので飲みやすくなっています。15歳未満の人は服用しないでください。
有効成分は次の6つです。
肝臓水解物
哺乳動物の新鮮な肝臓を消化吸収しやすいように分解したものです。肝臓の新陳代謝を活発にすることで、滋養強壮効果を発揮します。
ゴミシエキス
生薬成分で、滋養強壮効果があります。
カンゾウエキス末
甘味のある生薬成分で、肝臓の機能を高める働きがあります。
リュウタン末
生薬成分で、胃腸の調子を整える作用があります。健胃作用の他に炎症をおさえる作用もあります。
ビタミンB2(リボフラビン)
全身の新陳代謝を活発にするビタミンです。
ビタミンE酢酸エステル
高い抗酸化作用があり、細胞膜を保護します。血流を良くする働きもあります。
副作用
ヘパリーゼEXは、副作用の少ないお薬です。用量・用法を守って服用すればほぼ心配する必要はありません。服用中に尿が濃い黄色になることがありますが心配ありません。これはビタミンB2の影響なので副作用ではありません。
服用中に皮膚に発疹が出たり、胃部不快感が見られた場合には副作用の可能性があります。服用を中止して、医師または薬剤師、登録販売者に相談するようにしてください。
まとめ
肝臓は回復力の高い臓器でもあるので、少々の負担では音を上げません。また、「沈黙の臓器」と言われていて、かなり状態が悪くならないと自覚症状がでない臓器でもあります。そのため気づかないうちに肝臓に負担をかけていることがあります。
体が疲れているなと感じたら、肝臓が弱っているサインかもしれません。暴飲暴食を避けて、しっかりと栄養を補給しましょう。
それでもよくならない時には、ヘパリーゼEXなどのお薬の力を借りるのもいいでしょう。ひどくなる前に、早めの対応が肝心です。